テレワーク・リモートワークに夢を見ないこと【戦場を自宅に持ち込む感覚で】

テレワーク概論

テレワーク、リモートワークは、本来外で戦ってくるべき「戦」を家庭に持ち込むような感覚です。テレワークできたから、子どもの面倒も、ペットとももふもふしながら仕事ができるなんてことはありません。場合によっては起床時間、睡眠時間、食事のタイミングなどまで制約を受ける厳しい働き方であることをお忘れなく。

 

【当職セキュリティの場合】

  1. アメリカ・カリフォルニアの会社や国内の会社・個人と連携
  2. 日本からアメリカに合わせる必要がある
  3. 日本が夜中の当日12時の時、あっちはだいたい当日7時(時間戻る)
  4. 引き継ぎと連携なのであっちの午前に継げればOK
  5. よって日本時間深夜~早朝、午後から深夜までが業務
  6. 発災時・有事は36時間勤務に切り替え(睡眠なし)
  7. 国内午前中に国内深夜のログを午後に伝えるため
  8. いつ発災しても対応できるよう36時間勤務訓練必須

など、リモートワークで寝る場所、食べる場所がセットになっていて、職場と寝食の場所がゼロ距離じゃないといけないくらいのものなので、会社の都合でも、個人的に引きこもっていたいという都合でも両者マッチして、うまくやれている感じです。

 

自由な時間なんて限りなく少なく、自分でやりたいこと、割くべきリソース、助けたい人々、力になりたい人々もいるわけで欲張りなくらいにやりたい放題生きている感じです。もちろん、ここには犠牲も多く、パートナーとの時間が減ったり、自分のメンタル管理のことばっかりになったりしてまるで機械だなと思うようなこともあります。




家庭は憩いの場であるべき

原始時代、ヒトには獣や外的環境から自分や家族を守る家、部屋なんてありませんでした。当然、常時危険と隣り合わせで、悲しい思いも、理不尽な思いもしてきたから、現代、衣食住が満たされた生活ができているわけです。

 

ある程度ムラ、クニの形を成してきたら、各自が、各自の仕事を担わないと生きていけません。そもそも微力な人間も大勢で協力し合うと非常に強い存在になります。ある人は農業を、ある人はトラック運転手を、ある人は商品の安全な販売・管理をして生活部分を守りつつ、子どもや家、コミュニティを守っています。これは必要な管理です。奴隷化とは違います。

 

そんな中で、本来家庭は落ち着ける場所、のんびり眠れる場所、何も気にせず生きられる場所とするのがベストです。自宅に仕事を持ち込む、仕事とプライベートを混同するのは基本的には難しいことで、十分すぎるほどの空間、リソース、自己管理力がないとうまくいきません。

 

テレワーク中に起こること

テレワーク、リモートワークをしていると本来は事務所でやる仕事が大量に発生します。

  • 日々の業務調整連絡
  • 再稿・差し戻し・修正
  • 画面のホワイトアウト・復旧
  • 回線遅延
  • コピー&スキャン
  • 電話連絡・ビデオ会議
  • 撮影・出張
  • 端末復旧・再設定
  • ネットワーク調整
  • 会計計算・税務処理

これらを分散させてこなし、リスクにつながる作業はできるだけ避け、作業をこなしていくことになります。しかも、テレワークは世の中から理解されていないので「家の中にいるんだから家事もできて当たり前だろう」と考えられています。家事もこなして、仕事もして、身だしなみも整えていないと、何をして生きてるのかよく分からない人と地域の人に思われます。

 

エンジニアだったらアクセス権限さえあればだいたいのことはできますが、権限がない、環境も分からないとなると作業自体がろくにできず、連絡待ちするだけになってただのWindowsになってしまいます。作業内容によってはひたすらスキャンしたり、コピーしたりすることもあれば、ひたすら生放送配信Webinarすることもあります。




そんなにのんびりしていられない

テレワークもルーチン化してきて、ある程度業務も固定化されてくれば、自動化して時短できて、ようやくのんびりできるようになります。その安定したルーチンにするところまでの仕組みづくりや構造作りに持っていくまでは非常に大変です。

 

安定するまでは、毎日、毎週作業にムラがあり、ちょいちょい作業することが変わります。いわゆるチャリンコ操業みたいなもので、日々の変化に対応するのが主な仕事になります。これが安定してきて、慣れてくるとやっとのんびりできる余裕が出てきます。ここまでいったらテレワーク猛者組です。

 

子どもがいてもテレワークできる場合

小学3年生以上の子ども(自律できる子)がいる場合、テレワークは無理ではありません。子どもが自分で遊びも勉強、宿題もできて、家事のお手伝いもできるようになってくる年齢で、旗振り当番や登下校の関係で少し安心できるようになるのが、小学3年生くらいからだと思います。個人差がありますが。

 

月齢、1歳~3歳、保育園、幼稚園の子どもがいるうちにテレワーク、リモートワークをするのは難易度S+以上(スプラトゥーンで言うところの)です。無理です。家事も合わせてやれている人はおそらく、あなた一人で10人くらいの会社を回せます。猛者です。

 

自慢にはしたくないですが、かくいう私は、本業の保育園児の預かり、小中学生の学習指導、ご飯の用意、送迎、高校生の勉強支援、自身のパソコンの仕事、家事などをまとめてこなしてた時が1年ほどありました。よくやれていたな、と思いつつ、その経験のおかげでキャパシティーが上がった気がします。

 

一番手がかかる、何ていう表現では言い表せないほどの常時ゼロ距離、ベッタリな子どものお世話とわがままを聞きながら、作業をするのは実質不可能です。赤ちゃんは何がきっかけで泣くかわからないですし、集合住宅でも、そうでなくても、赤ちゃんの鳴き声を聞くだけでノイローゼになっちゃいそうなこともあるのに、仕事までするなんて猛者です。




地味に困るのがブレーカー落ちる事件

テレワークでは、電気、パソコンに頼る必要があります。家庭で仕事をしていると、一人暮らしならばブレーカーが落ちることはあまりないですが、常時2名の大人がいて、エアコン、洗濯機、食洗機、パソコンなどを同時に使ってしまうことがあります。

 

お忘れかもしれませんが、ここに常時接続されているテレビ、冷蔵庫、トイレの温座などが加わって、掃除機やドライヤーを使い始めた瞬間に電気がぶちっと、ブレーカーが落ちるとともに、パソコンの電源も喪失して声にならない声「くぁwせdrftgyふじこ」というような悲鳴が響くことになります。

 

冗談抜きでこのブレーカー事件は致命傷になるので、テレワークをする時は電源管理まで考えないといけません。一般家庭ではなさそうですが、ここで230度を超えるようなコーヒー豆の焙煎機を動かしていた場合、電源喪失で火事になる可能性があります。電源、消費電力管理までしないといけないわけで、なかなか大変です。

 

リモートだから楽になること

自宅、在宅ワークでは以下のようなことはしなくて良くなります。

  • 公共交通機関などの利用
  • 通勤
  • スーツの着用
  • あいさつ
  • 他人(同僚や上司)の目を気にする
  • 早寝早起きする

余計な時間が大幅に節約できる上に、朝何時に起きたとしてもその日の仕事をこなせれば終わりの時間は関係なしです。もちろん、相手がいる場合や義務が生じる場合には時間の束縛を受けますが、シャワー、着替え、通勤、あいさつなどの時間とストレスが無くなり、家事やプライベート、仕事に使えます。

 

これらは生活から仕事に切り替える時間は減り、通勤電車内の移動時間に音楽を聞く時間も減ります。必ずしも良いことばかりではないですが、時間で言えば相当無駄はなくなります。

  • 起床後シャワー20分
  • 身だしなみ20分~30分
  • 通勤20分~1時間
  • 昼食休憩1時間
  • 就業後帰宅20分から1時間

というおおよそ3時間から4時間ほど節約できる計算です。4時間あったら1日の労働時間8時間の半分は終わらせられます。在宅ワークであればこの4時間、とまではいかなくても、2時間から3時間は節約できるので家事、プライベートも十分取れます。




閉所空間でのメンタル管理

長時間、外に出ることなく、閉じこもって作業していて、しかも、家事、仕事をともにしながらストレスに耐えていると精神的にまいってしまいます。根本的に無理があるので以下の対策でメンタルヘルスを大切にしましょう。

  • 窓をあけて空気の入れ替え
  • 1日数回コーヒー飲みながら空を見る
  • 45分労働15分休憩の反復
  • 間食は全部サラダにする
  • 一人でも定期的に声を出す
  • 作業用BGMを流し聞きする
  • 仕事終わりにご褒美を用意する
  • 数分でも外に出て歩く
  • 定期的に柔軟体操する
  • 1日に水H2Oを3Lちびちび飲む

ずっと閉所で過ごすとストレスをいつもより多く抱えることになります。一部の人は、いくらでも部屋に引きこもっていられる素質がありますが、仕事まで継続して集中して、誰かの監視なくやっていけるのはごく少数の猛者だけです。

 

BeStLifeでは、そんなBEAST(獣)として、テレワークやリモートワークもこなせるフリーランス、個人事業主として生きることを理想としています。ストイックに、基本の自己管理を大切にして、テレワークに臨みましょう。