部屋探しでは防音性も重視して【一人暮らしのヒント】
一人暮らしを始める前のお部屋選びでは、家賃、アクセスの良さ、駐車場の有無なども合わせて検討すると思いますが、室内の防音性も非常に大切です。上下階の話し声、足音、ドアの開閉音など、なんでもかんでも漏れ聞こえる部屋に住んでしまうとストレスが大きくなって大変です。
お部屋の音漏れ|よくある話
たいてい、上の部屋からは足音がよく聞こえて、下の部屋からは話声などがよく聞こえる、響く事例が多いです。最近の建物ではさすがに防音性は充実していますが、築年数の長い物件、床がフローリング、劣化により音漏れが激しいなどがあると生活のストレスになります。
部屋の中で友人や家族と電話をすることくらいはあるはずですし、通常足音や移動に関連する物音は生活音として仕方がないものですが、これは聞こえすぎる場合は物件に問題があり、オーナーや不動産屋がお金を出して工事などを行って対処すべき事ですが、人が入っている間は工事ができないなど問題もあります。
音漏れを我慢はできても、相手に音を聞かれたくない場合も人によってはありますので、上下階、左右の部屋の防音性は、お部屋探しの内見の時にきちんと確認しましょう。
機械音の音漏れと振動にも注意
エアコンの室外機が1階の地面に設置されている場合はそれほど音漏れはしない上に、振動を地面が吸収してくれますが、2階、3階の部屋のベランダ部分などにあるエアコンの室外機はベランダ部分を振動させて、他の部屋の天井の電気を振動させたり、室外機の音そのものが窓経由で聞こえてしまいます。
入居者自身で室外機周辺の緩んだネジや振動予防などを施す必要がありますが、その知識のない人は対策をせずにそのまま使用するので周囲に迷惑を振りまくことになりますが、冬場にエアコンを付けるなとか、夏場に冷房つけるなというわけにもいかないので、このへんは結局物件の管理不足としてオーナーや不動産屋に責任があります。
古い物件はこうした所がきちんとメンテナンスされていない事が多いので、お部屋の内見時に、稼働音を聞かせてもらうなどして騒音になっていないか確認しましょう。
ゲームや配信を楽しむ人へ
防音性の低い部屋に住むと、ゲームの生放送をする場合も、生放送を見る場合も細かいところを我慢しないといけないため面倒事が増えます。また、自身の話し声を録画しながらゲームをする場合にも防音性がよくないと、2階、3階の足音や、1階の話し声がマイクに入ってしまって編集が面倒になることもあります。
防音ルームを室内に作るのもありですが、自作したとしても2万円~5万円くらいはかかってしまうので、入居前にしっかり内見して、防音性を確かめましょう。
恋人が泊まりに来る場合
学生でも社会人でも、一人暮らしであっても、恋人がいればお互いの部屋に泊まることくらいは一般常識的に普通の生活の一部なので、防音性はしっかりしていたほうが良いです。
自分には恋人なんかできないからいいや、と思っていても、1階、2階、3階の人には恋人が出来ちゃうかもしれないので「いろんな」音が聞こえ漏れてきたら、お一人様は心苦しいのではないかなと思います。自分は大丈夫でも、他の部屋でそうなっている時、音漏れの激しい物件では、あなたが悪くなくても耐えないといけない可能性があります。
このため、防音性の良い物件を選ぶのは結構大切です。
お部屋に入居する前に、防音性の確認をしておきましょう。