ロゴ作成する方法・Canvaの使い方とコツ【Canva(キャンバ)】
Canvaでロゴを作成する場合、正方形の枠の中におさまるようにしつつ、円形、正方形、文字ベースにするか選び、ウェブサイトのファビコンやPWA用の画像、SNSのアイコンなどにも生かせるようにサイズを考慮して作成する必要があります。必要なデータや画像サイズ情報をまとめておきました。
Canvaでロゴを作る方法
基本的に、センスの問題です。サイズは正方形1920px*1920pxで作成するのが無難ですが、使用目的によってはもっと大きな3840px*3840pxで作っても良いです。ただし、ウェブサイトやSNS、一般的な利用だけで良い場合は、1280px*1280px四方の正方形でも十分な大きさです。保存形式をSVGにするなど工夫してどんな用途にでも応用できるようにしましょう。
正方形のプロジェクトを作成し、テンプレートから参考になりそうなデザインを探します。既にイメージが決まっていて、自身でゼロから組める場合は、すぐに「素材>グラフィック素材」に進んでロゴを作ってしまいましょう。
テンプレートの中から理想とする色合いのロゴや正方形テンプレートを絞り込めます。これで、ロゴ作成時に必要な「色の要素」とアイデア参考例をある程度カバーできるはずです。
素材のグラフィック素材や図形を参考に、思い通りのロゴのベースを作るのもありです。
また、いきなりブランド名やフォント、文字の配置や大きさ、文字の色からロゴを組み始めてもOKです。何を最も重視しているかでロゴを作っていく順番が少し変わります。サービス名、商標、ブランド名が決まっている場合は先に文字から数パターン作ったほうがいい感じに仕上がるかもしれません。
「ロゴ」でテンプレート検索
アイデアが浮かばず、頭が真っ白な場合はテンプレートの欄で「ロゴ」と検索するとそれっぽいものがでてきます。ここから理想に近いものをプロジェクトに追加していくか、スターを付けてお気に入りに登録しておきましょう。
Canva Freeの方でもロゴのアイデアが欲しい場合は、透かし入りでPro向けの素材が入っていてもプロジェクトに貼り付けることはできます。ダウンロードはできませんので参考にするために活用するか、Canva Proになってしまいましょう。
気になったテンプレートを集める
イメージに近いロゴ、アイデアの参考になりそうなものを集めるとこんな感じになります。ページを追加して、新しいページにデザインを選択して割り当てていくだけです。これをグリッド表示にするとロゴデザインのおおまかなイメージは固まるはずです。
テンプレートにアレンジを加える
最もイメージに近いものを見つけたら、フォント、素材、サイズを変更してオリジナルのロゴにしていきます。
まとめて選択してイッキに拡大できます。また、テキスト部分だけまとめて選択して一括でフォントを変更することもできます。必要ないなと感じた素材は「配置>レイヤー」から選択して消してしまってもOKです。
気になった素材は「お気に入りに登録」する
ロゴでよく使用する円形の素材のうち、特に使い勝手が良さそうなものはお気に入りに登録するか、フォルダに分けて保存しておくと安心です。あとでもう一度探し直さなくて済むので作業効率が上がります。
検索は英語で、見つけたら「スターを付ける」
高級感あるロゴにしたい場合は、
- gold
- circle
- border
- goldwedding
といった英単語で検索すると良い感じの素材が出てきます。日本語と英語で検索結果が変わる気がしますので、英単語に変換して探すとデザインの質も上がりそうです。
いいデザインを見つけたら、
- 似ているアイテムを表示
- フォルダーに追加
して、似ているさらによいデザインを探したり、後で使えるように保管したりできます。「fireworks,animated,celebration,sparkles」などの単語で検索すると良さげな気がしました。
少し和風なデザインを探すときにも英語の方が良いですが、そもそも和のテイストの素材は少なかったのでイラストACで探したほうが良いかもしれません。ないものはないです。
花柄の円形フレームもおすすめ
これらはPixabayにも存在しているようですが、Canvaからでも利用できます。少し派手すぎるものもありますが、美しい花の円環をデザインに使えますのでロゴだけでなく、結婚式の招待状やハレの日のイベントなどでも使えそうです。
花柄の円形のデザインはどれも花柄がちょっと大きいので、背景において少し半透明にして薄めて使うとおしゃれになりそうです。シンプルなロゴには使いにくいのと、PWAやファビコンに使う場合にもあまり向いていないので紙媒体に印刷する時用のものと思ってデザインすると無難です。
ロゴ作成のコツ
ロゴを作る前に、そのブランドのコンセプトを明確にし
- ブランド名
- 絶対に入れる色
- ターゲット層の分析
- ターゲットが好む色
- 使用するプラットフォームの選択
- 画像サイズ
- 使用するフォント
を段階的に決めながらデザインしましょう。どの段階も沼がありますので、あまりにも大勢の意見を取り入れると失敗します。
ロゴはターゲットの好むものを作れ
ビジネスに関係するロゴならば特に、ビジネス運営者の個人のやりたい思いだけをロゴにしても滑りますし、シラケます。サービスを利用するのはお客さんなので、そのお客さんに響くデザインにしなければ意味がない、ただの自己満足になります。
ターゲットが高齢者で、緑色やオレンジ色を好む層なのに、黒と赤で超デジタルな雰囲気のロゴを作ってもダメです。高齢者はそのデザインやロゴを見て、自分向けのサービスではないと判断してしまって、目指すユーザー層になりません。独りよがりでやりたいなら別ですが、ロゴも雰囲気もデザインもターゲットに合わせないと失敗します。
誰がターゲットなのか、一番最初に明確にしましょう。