ドラマ「エージェント・オブ・シールド」を見た感想・レビュー【マーベル】

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」を見た感想・レビューを一部ネタバレを含む形でまとめています。感動した所、感じ取れたメッセージ、自分にとって響いた所のほか、思ったことをそのまま書き出しています。ディズニープラスで視聴できる作品です。参考までにどうぞ。ぜひ自分の目で作品を感じて下さい。
アベンジャーズを影から支えた者たちの苦労を描いた作品
「エージェント・オブ・シールド(Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.)」は、2013年から公開されたドラマシリーズで、全7シーズン・132話の長編ドラマです。
主役は最初はフィル・コールソン、途中からスカイが主役になるような感じで主役級の人物の世代交代もあります。
最初はアベンジャーズを支える裏方のような仕事、ヒドラという敵対組織との戦いがメインですが、次第に近未来SFスパイ・アクション的な要素を持つようになり、インヒューマンズという特殊能力を持った者たちの戦い、アンドロイドやLMDといった人の皮をかぶった人ではないヒューマノイドとの戦い、時空を超えて地球の崩壊を防ぐための戦いへとシフトしていきます。
所々でストーリーの軸となるアベンジャーズの話とかぶる部分と、全く被らない部分があるため、途中からパラレルワールドの話と捉えて見るのも良いかもしれません。だんだんと問題がインフレを起こしていくアメコミらしい展開で、最終的に時間を行き来するような様子、時空を超越していく話にもなるので、シーズン5が終わる辺りからはアベンジャーズ系列のものとは全く別のストーリーとして見るのがおすすめです。
全体的にはSFドラマとしてとても満足できる内容でした。
アベンジャーズを影で支える様子が印象的
キャプテン・アメリカが生まれる頃、アベンジャーズが設立される前から密かに活動していたとされる「S.H.I.E.L.D.」の様子も描かれており、部分的にアベンジャーズのメインストーリーと被るような回もありました。アベンジャーズが表で華やかに活躍している裏でニック・フューリーが「S.H.I.E.L.D.」の長官として奮闘する様子も描かれていました。
アベンジャーズという最強超人集団を集めて、組織して活躍できる場として成立させたのも「S.H.I.E.L.D.」で、アベンジャーズのメインストーリーのスピンオフ的な形でシーズン2くらいまではワクワクしながら見られるでしょう。
ヒドラとの戦いから宇宙からの脅威との戦いへ
所々で登場するのが「ヒドラ」という敵組織で、アメリカ国家そのものの奥深くまで大勢入り込んでいて、メインストーリーでもかなりヤバい存在として認知されていました。
キャプテン・アメリカがエレベーター内で「ハイル・ヒドラ」とささやくことでトラブルを逃れたシーンは有名ですが、そうしたヒドラとの水面下での戦いで苦労している様子もしっかり触れられています。
作中に出てくるハッカーの女性「スカイ」は、最初は能力は持っていませんでしたが、あることがきっかけで能力を発現し超能力が使えるようになります。また、それと同時にヒドラ以外の宇宙からの脅威を向き合うことになっていき、ストーリーが大きく変化していきます。
インヒューマンズという超能力者の存在
インヒューマンズは人間を超えた存在として悪用されそうになることもあり、時には殺されそうになることもあり、かなり追い込まれた状況にもありました。ヒドラの計画にとっては彼らの超人的な力は非常に魅力的で、「S.H.I.E.L.D.」としても悪用されるのは困るというスタンス。
かといって放置しておくわけにもいかないという形で、スカイはインヒューマンズの能力養成所のような所にも足を運び、訓練をする様子も見受けられました。
なぜインヒューマンズが生まれているのかが明かされる時点で、地球の歴史に大きな転換点があったことなどかなりSF要素が強くなっていく所もありました。青色の肌をしたクリー人の存在が物語に大きな影響を与えている様子でした。
LMD・アンドロイドの脅威
新しい脅威として、本物の人間とそっくりなLMDというアンドロイド・ヒューマノイドが登場します。そのものに取って代わるというような脅威は映画やドラマ「ウエストワールド」でも見たような内容で、「S.H.I.E.L.D.」にとっても大きな脅威になります。
ドラマ「シークレット・インベージョン」ではスクラル人が政府要人にすり替わって悪さをしようとしていた作品もありました。LMDやスクラル人など、姿を変えられる、本人にすりかわれるという設定で、政府要人になり変わったら…という脅威が描かれています。
このLMDを逆に生かして「S.H.I.E.L.D.」でも活躍してもらえるようにする部分もあり、LMDの存在は脅威でもあり、便利な新技術でもあるように変化していきます。
ヒーローに頼らず地球を守る仕事
アイアンマンのような天才、キャプテン・アメリカのような超人、マイティ・ソーのような神が動けば一瞬で解決しそうな問題ですが、彼らにはもっと相応の役割があるという考え方が徹底されていて、「S.H.I.E.L.D.」ではヒーローは本当に少数しか登場しません。
アスガルドの戦士である「シフ」が登場しただけでもかなり大注目な事件レベルの話ですが、それ以外はほとんど水面下での戦いが続きます。
未来と現在を行き来しながら、地球喪失の未来を防ぐという展開や、時空を超えて他の惑星に飛ばされてしまった仲間を助けにいくために宇宙に飛び出すなど、もはやいち組織レベルの技術力ではなく国レベルのとんでもない事象と向き合っていくことになります。
これらの事象もソーやアイアンマン、ドクターストレンジがいれば数分で解決できたかもしれません。「S.H.I.E.L.D.」は「S.H.I.E.L.D.」で、自分の問題はヒーローに頼らず自分で解決するというスタンスが強いです。おそらく「S.H.I.E.L.D.」の中でヒーローと接した事があるのはニック・フューリー、フィル・コールソンくらいで、それ以外の人物はヒーローに出会ってもいない可能性があります。
インヒューマンズとしての能力を開花させたスカイはもはやヒーロー側でも良さそうで、キャプテン・アメリカやスパイダーマンとも並んで戦えそうな気がしますが、「S.H.I.E.L.D.」での活躍を続けていきます。
世界を密かに守る存在がいる
「エージェント・オブ・シールド」では、「S.H.I.E.L.D.」という秘密の組織が世界を密かに守っているというコンセプトが強く、表舞台、舞台裏両方が大切なこと、それぞれの戦いがあること、適材適所がはっきりと示されています。
アベンジャーズのような規模の派手なアクションはないですが、ある程度マーベルの世界観に関わりがある展開が描かれているので、マーベルの最新映画「ドゥームズデイ」公開前に履修しておいても良いかもしれません。














