カルディ「BIRD FRIENDLY」コーヒー・レビュー【KALDI】
KALDIのドリップコーヒー「BIRD FRIENDLY」を飲んでみました。酸味とえぐみが強く、若干劣化したコーヒー豆で、飲めないほどではないですが、おいしいとも言えない味です。1つのドリッパーで300mlくらい抽出し、少し薄めになるように抽出すればちょうどよい無難な味になります。
ドリップコーヒー「BIRD FRIENDLY」はおいしいのか
KALDIの「BIRD FRIENDLY」レギュラードリップコーヒーは、淹れ方次第である程度おいしくできます。嫌な酸味や劣化した脂っぽさ、渋さがあり、どこにでもある1杯タイプのドリップコーヒーと大差ありません。贈り物には不適切な味です。
生豆はコロンビア、エルサルバドル他と書かれており、いくつかのブレンドになっているようです。コーヒーカップ1杯分を入れるのが良さそうですが、カップ1杯では味が濃すぎて、一番おいしくないエグみが出ておしまいになってしまいます。
おいしくする淹れ方【お湯をたす】
まずはコーヒーを普通に入れてください。何度かに分けてお湯をそそぐ意味はありません。一気に必要量入れてしまって大丈夫です。劣化が進んだコーヒー豆で、蒸らしや複数回にわけてお湯をそそぐような淹れ方をしてもおいしくはなりません。
コーヒーを入れ終わって、ドリッパーを外したら、お湯を少し追加で注いでください。お湯だけをコーヒーに注いで薄くならない程度に、ドリッパーを外して水かさが少し減った分を補う程度にお湯を注ぎます。
これで強いえぐみ、嫌な苦味は軽減されます。酸味が出てしまうのは豆の劣化によるものなので避けられません。少しでも薄めたい場合は、微量の砂糖(角砂糖の半分程度)を入れて酸味を打ち消しても良いでしょう。
カルディのコーヒーは焙煎から1ヶ月程度経過している
当方はコーヒー豆の焙煎士ですので、焙煎したてのコーヒーの粉がどんな膨らみ方をするか知っています。また、カルディの店員に直接聞いた情報として、コーヒー豆は焙煎してから1ヶ月未満のものを使用しているとのことなので、コーヒー豆の品質としてはかなり雑な扱いです。
焙煎して3日~1週間のような新鮮なコーヒー豆ではないので味はどうしても落ちますし、回復不可能な劣化が起きます。決して飲めないレベルではないですが、贈り物にするにはおすすめできない味です。
カルディで贈り物を選ぶのであれば、ドライフルーツやナッツ類の方が喜ばれるでしょう。また、タイだったか、シンガポールだったかのシンハービール、海外のお酒なんかのほうが良いです。