お金を使う順番を間違えると詰む【一人暮らしのヒント】
一人暮らしをはじめて、生活費も遊興費も自分で支払うようになってくると、想像以上に自由にできるお金が少ない事が分かると思います。特に、最初、数回くらいは支払いに失敗すると思いますが、むやみに失敗を増やすのはよくないので、一応、調べて備えておくことをおすすめします。
一人暮らしのお支払い事情
事例を交えながら進めていきますが、あなたの銀行口座に10万円があるとして、
- 遊興費1万円
- 通信費1万円
- 水道光熱費2万円
- 家賃4万円
- サブスク費用1万円
- 保険の支払い1万円
などに支払う必要があり、支払うべき所に支払ってから、残ったお金を遊興費に回すならば基本的に問題は起こらないでしょう。これはつまり、先に遊興費以外の支払いを済ませる必要があるため、先に1万円を遊興費に取り分けてあるから使い切ってしまっても良い…とはなりません。
もしかしたら、今月の支払いが少し増えて、水道光熱費が2万5千円になってしまうかもしれません。この時、遊興費が残っていれば支払いができますが、既に使い込んでしまっていると支払いができなくなります。他から回す余裕もないとなると、1ヶ月会計を遅らせるか、前借りをするしかなくなり、結局信用は落ちます。
固定費の支払いを先に
個人が自由に使えるお金を取り分けておけるくらいに、十分な収入があれば…、それで良いですが、サラリーマン、給与所得者の場合は、毎月の手取りの金額がほとんど変わらないので、使いすぎると取り返しがつかなくなります。
買いたいもの・欲しいものがあっても、すぐには買わずに少し家計の様子を見て、十分余裕があることを確信してから購入するのが得策(ボーナスが入る前に見切り発車で買うのではなく、入ってから買う)です。
または、クレジットカードなどをしっかり管理しながら使うのが良いでしょう。クレジットカードでも使いすぎれば支払いが滞ったり、次月の家計がエグい大変になるので、余裕が多少残るように家計を回しましょう。とにかく最初に固定費を支払いましょう。
入金・引き落としタイミングのずれにも注意
これは、また別の問題ですが、銀行口座にお給料が振り込まれるタイミング、各種支払いの自動引落しのタイミングがずれ込むことで支払いが1ヶ月ずれる、お金の管理が1ヶ月ずれることもあります。
- サブスク課金日1月1日
- お給料日1月10日
- 光熱費の支払い1月15日
- 家賃の支払い1月25日
- クレジットカードの引き落とし1月27日
というような日程になっていた場合は、1ヶ月前のお給料を残しておかないと1日の支払いが滞ってしまいますが、この支払いはクレジットカードに切り替えれば引き落とし日をずらすことができます。光熱費や家賃についても同様で、クレジットカードの支払いにできれば決済日を一つにでき、金額もおおよそ把握しやすく、お金さえあれば、金額を用意するのも簡単です。
- サブスク課金日1月1日
- 光熱費の支払い1月15日
- お給料日1月25日
- 家賃の支払い1月25日
- クレジットカードの引き落とし1月27日
このような日程の場合には、前例と同じでお給料日からしばらくして光熱費の支払いがあるので、必要な分をきちんと用意しておかないといけません。これもクレジットカードでの支払いに切り替えることで、決済のタイミングをコントロールしやすくできます。
既に慣れている人からすると、何が問題になるのか分からない(支払う分は残しときゃいいから)と思いますが、一人暮らしを始めたばかりの人でも、ここで起こる問題が分かってない(どのくらいの金額と支払いタイミングと誤差が不明)というどうしようもない実態もあります。
引っ越し直後の電気水道ガス、インターネットの引っ越し等と同じで、何の手続きをどの順番でやったら良いかよく分からず、調べて備えていても、Amazonのお届け先の住所変更し忘れてた…!?なんて事が起こってしまうのと同じで、支払い忘れやミスが発生します。
家計は常に余裕をもたせるよう心がけて
ある程度慣れてくれば支払いミスは起きなくなってきますし、ルーチン化すれば特に困ることもなくなりますが、一人暮らしを始めたばかり、引っ越しをしたばかりなどタイミングによっては数十年生きている中年社会人でもミスすることがあります。
せめて、資金に余裕を持たせておきましょう。
先に遊びに使ってしまった…ということにならないように、お金の管理は徹底しましょう。