デザインがなんかダサい時のやることリスト【Canva(キャンバ)】
Canvaのテンプレートを使っても「デザインがなんかダサく」なることはよくあります。使用する素材画像、配置のズレ、フォントの組み合わせ、色の不調和などが原因です。ベースにする素材を変えながら、数十パターンのデザインを作って比較し、時には数日寝かせてアイデアを練りましょう。
結論
本気で悩んでいる方のために要約を載せておくと
- 数パターン作って1日寝かせる
- テーマのKWでネット画像検索して
- YouTubeとLemon8のデザインを参考にする
- 何を大事にするか決めて(文字か写真か)
一番効果があるのは、数日寝かせることです。根を詰めて何時間粘ってもいいデザインは絶対にできません。1日寝て、本屋行って、カフェ行って、道の駅とかで野菜を選んでる時に「ふあっ」っといいアイデアが浮かんでくることのほうが多いです。
他の人が悩んで生み出したデザインを参考にしましょう。配置、フォント、色の組み合わせのイメージが仕上がってくるので、ゼロから組み直すよりも効果的で、かつ、ライバル調査と界隈がよく使う色合いがわかるので、とても大切なリサーチです。
何パターンも作ってみる
デザインがダサい時、完璧にうまくできる方法はありません。超力技です。何度も改変し、コンセプトを見直し、配置をちょっと変えて、フォントを変えてみて、挿絵を変えてみて、やっといい感じになるものです。しかも、さんざん工夫した結果、数秒でサクッと作ったものの方が良かったりする事があり、そういうものと考えたほうが精神衛生上良いかもしれません。
テンプレートを少し変えてダサくしてみました。丸いふわっとしたデザインの中に、あえてトゲトゲした自己主張の強すぎる吹き出しを入れて、フォントも少し変えてみました。文章はテンプレートにあったものをそのまま使っているのでコンセプトは
- ソーシャルメディア
- 適切な距離感を考えてもらう
- SNSとの付き合いかた
- スマホとの距離感を考えてもらう
という健康的にスマホを使うことを提案できるようなデザインに仕上げていこうと思います。
ソーシャルメディア、SNSといったらInstagramだろうということで色合いをグラデーションに変更。全体的に陽気が増して、いらない素材が増えてきたので消してみます。また、文言をコンセプトが伝わるように大幅に変えてガラッと雰囲気を変えてみます。
余計にダサくなりました。しかし、人と吹き出しの組み合わせはもしかしたら別の場所で使えそうです。文章は長ったらしく書くよりも短く書いたほうが内容が伝わりやすいのが分かると思います。グラデーション背景はふわっと抽象的なテーマの時に控えめに使うのが良さそうです。
色を諦めて、フォントと挿絵だけで組んでみました。「スマホ・SNSとの付き合い方を考えさせる」のが目的ということで、スマホで疲れて悩んでいる人に向けて「関連していて連想されるであろう言葉」に置き換えて見た結果が「スマホ疲れ」と「使いすぎ」でした。要はちょっとスマホ使うの控えたら?が伝われば良いわけです。
シンプルで無難で悪くはないデザインですが、余白が多い気がします。
背景にうっすらモヤをかけてみました。ほとんど視認できないと思いますが、ちょっぴりおさまりが良いような気がします。右下背景にあるもゆもゆした煙の模様のようなものを背景全体に同じ薄さで配置したほうが良いかもしれません。
さらに、文字の中央揃えをして、少し余白を意識してずらすとこうなります。挿絵を追加する場合は、このように文字を中央に持ってきたほうがバランスは良いかもしれませんが、挿絵が増えるとダサくなるリスクがあります。
背景の真っ白を少しベージュにして、左下に挿絵を追加しました。なんかダサくなったかと思います。背景の色を変えるだけでも、ここまで組んできたデザインが死んでしまうのもこれで分かると思います。
個人的に王道なやり方
個人的に大事にしているのは
- 超シンプルなテキスト
- 背景5色で試す
- 挿絵か装飾枠を追加してみる
というだけの方法です。ブログのアイキャッチ画像を作る時なんかは文字情報を伝えることが多いので、要約を要約したような数文字のテキスト(3パターンくらい)とフォント(5パターンくらい)を配置して、背景の色をそれぞれ5パターン変えてみます。
そこから最もおさまりと印象が良いものを選別して、挿絵、装飾枠を入れてシンプルに仕上げます。いらない要素をバンバン追加するタイプのごちゃっとしたデザインは、おしゃれに見えますが見えにくいだけで、Lemon8とかYouTubeとかで見かける要素多すぎデザインは、目立てば良いが目的なのでダサさは後回しで正解です。
諦めてテンプレートを頼れ
何をどうしてもうまくいかない場合には時間の無駄になるので、デザインは諦めてテンプレートに頼りましょう。そのためのCanvaです。
ブログをやたらめったらおしゃれにしようとする方もいますが、文字情報を求めてやってくるユーザーは最低ラインのデザインがあって、表示が早くて、読みやすければダサさはそんなに気にしてないので、デザインを追求するのは自己満足になります。
アイキャッチ画像や記事内画像に時間をかけていても、収益的にもユーザーの利便性的にもあんまり意味もないので(図解は別)、諦めも肝心です。