EYEWEAR2を使ってみた&音漏れと使い心地レビュー【HUAWEI×OWNDAYS】メガネ型イヤホン開放型・オープン型

OWNDAYSで購入できるメガネ型開放型イヤホン「HUAWEI EYEWEAR 2(ファーウェイ アイウェア 2)HALF RIM」を購入して使っています。音漏れして周囲に聞こえてしまうdb(デジベル)・環境と再生音量の具合、使い心地に関して、また、ペアリングに関してのレビューをまとめました。購入前の参考にどうぞ。買って損することはたぶんないです。
EYEWEAR 2の重さ・使用感・音漏れレビュー
「HUAWEI EYEWEAR 2」は、重さが30gとJINSのメガネ15gとか20gのものに比べると重量感はありそうに思えますが、重くてツラくなるほどの重さではありません。少し慣れは必要かと思いますが、かなり軽いです。メガネ、マスク、イヤホンをあわせてつけるのに比べたらなんてことはありません。
メガネとしての作りが甘いかというと、そんなことは全く無い。通常使用、日常的な使用では全く問題はなく、よほど雑に扱わない限り壊れない。30kgを500回上げ下げするような激しい運動や15,000歩を歩くとかしても、汗だくになっても全く問題ない。メガネの位置を直すときも、レンズの間をくいっとすればいいだけ。自分で追加で購入する滑り止めのゴムはなくてもかなり激しい運動をしながら使っているけど、メガネがずり落ちたりすることはない。
度数合わせはOWNDAYS店舗で

メガネのレンズの度数合わせはOWNDAYSの店舗に行けばやってくれて、だいたい20分から30分でレンズが仕上がります。JINSで買った眼鏡でも測定してくれて1分と待たずに度に合うレンズかどうかチェックしてくれました。
すぐ慣れる&耳・首・肩は痛くならない
フレームは普通のメガネに比べるとだいぶ太いですが、耳が痛くなることはあまりないです。1日に5時間から7時間ほど使用しますが、肩こり、首コリ、耳の痛みなどは残っていません。
重さ | 30g |
サイズ | レンズ横幅:55mm レンズ縦幅:33mm 鼻あて部分の幅:17mm |
型番 | HW1002-4A |
素材 | 樹脂・チタニウム |
EYEWEAR 2の外観と重さ・つけ心地

「HUAWEI EYEWEAR 2」を専用ケースに入れて撮影したものですが、パット見ではフレームが太いただのメガネです。フレームの内側に「HUAWEI」と「OWNDAYS」の刻印がありますが、内側だけなので装着してしまえば分からないです。

ひっくり返したメガネの雰囲気もこんな感じでフレームの上と下に小さなスピーカーがありますが、ガン見でもされない限り分からないです。短髪の男性でも髪の毛で隠れますし、女性であれば頬まで髪の毛があるショートくらいだったらフレーム部分はほぼ隠れます。

甲府市にある甲州花小路にて「ジューデンコーヒー(Instagram)」が来てたので、眼鏡と一緒に写真を撮りました。明るい場所でパット見てもフレームにちょっと穴があるように見えるくらいです。

少し遠くから見てみると眼鏡だけをガン見しないと穴があることにも気づかないです。ましてや相手と目を合わせて話をする時に、目を合わせっぱなしってこともほとんどないですし、眼鏡だけガン見されることもないでしょうから、眼鏡にしか見えません。

こちらはK&H(クアアンドホテル)石和健康ランドの休憩スペースで撮影したメガネです。やはりメガネにしか見えません。ここから音が出ているとは思わないでしょう。
EYEWEAR 2の音漏れと周囲に聞こえない音量
iPhone11を使用。ボリュームを5以上にすればうるさい環境でもなにか聞こえるくらいには確実に音漏れします。ここでは、iPhone11の音量を「1または2」で試しています。
音量を上げればメガネのフレームが若干振動します。
音量が小さいと、騒がしい環境では自分自身でも何も音楽は聞こえなくて、周囲の環境音しか聞こえなくなります。一瞬静かになった時に少しBGMが聞こえる…かも…くらいの感じです。
音漏れしやすい音楽と音漏れしにくい音楽

Sonic Adventure2の「Live & Learn」やSonic Frontierの「I’m Here」なんかは音漏れしやすいです。ハードロック、ドラムの音の多い曲なんかは響きやすいのか、最小音量でもなんか聞こえます。

それに対して、ヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」などは音漏れしにくいです。Creepy Nutsの「オトノケ」、YOASOBIの「夜に駆ける」も音漏れしにくいです。
静かな自室・室内(30db前後)では音漏れあり(iPhoneで音量1)
自分の部屋の中、静かな無音の室内がだいたい以下の環境音くらいです。

この環境ではiPhoneで音量1または2でも少し音が漏れます。当然、周囲の音がほとんどないので、近くにいれば音漏れがあります。が、1m離れるとかなり音が聞こえにくくなります。何を聞いているか分からないくらいにはなります。2mも離れればほぼ聞こえないです。
が、学校の授業中とは、大学の講義中とか、会社の事務とかでは不確定要素が多く音が聞かれてしまう可能性が高いので、あまり適さないです。小さな会社の事務とかで、理解のある上司がOKしてくれちゃえば理想的で、最小音量で使う分には業務にもコミュニケーションにも問題ないです。
屋外・お散歩コース(35~48db前後)ではほぼ聞こえない(iPhoneで音量2)
静かで車が通らない田舎の道、公園のお散歩コースなど風の音や木々のざわめきくらいしか聞こえない環境でも試してみました。少し騒がしい環境ではiPhoneの音量1では音楽が再生されていないのと同じ音量0みたいな状態になります。騒がしい環境ではiPhoneの音量2が音量1と同じ感じになります。

この環境では、iPhoneの音量1~3くらいではほぼ音漏れが気にならないです。何より、周囲に人がいないので音量が5で音漏れしていても特に問題ないでしょう。
それでいて、周囲の車の音や鳥の声、風の音などがはっきり聞こえるので通行や行動に支障はありません。
スーパーやドラスト等(55db前後)では他人からほぼ聞かれない(iPhoneで音量2)
スーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストア、駅の売店などすでにBGMが流れている環境は以下の環境でした。

iPhoneの1~3では、音漏れは全く気にならず、ほぼ聞かれないです。狭い道ですれ違う時にちょっと一瞬なにか空耳で聞こえちゃったかな…くらいには感じますが、1m離れたらiPhoneの音量1~2では聞かれないです。
作業場・工場(60db前後)では他人から全く聞かれない(iPhoneで音量2)
常にファンの音がしている場所、機械音が常に騒がしい場所、金属レールが常に動いているような場所では、環境音がだいたい以下の通りです。

この環境では、iPhoneの音量1~2では自分でも何も聞こえないくらいのレベルで、かつ、周りからしても何も聞こえてないです。この状況では聞かれることもなく、ちょっと聞かれたとしても何を聞いているかは分からず、かなり人間同士が接した時(50cmの距離とか)だけなので、トイレとかで近くに人が来ちゃう時は、フレームの前の方を素手でダブルタップして再生を止めればOKです。
音量を下げて0にしてしまうのもありです。音量0でも再生はされているので、騒がしい場所に戻ったらメガネをいじるふりをして音量を1個あげれば元に戻ります。
自分でもほとんど音が聞こえていないので、忙しい時や稼働中は音楽を楽しむことはできません。BGMにもなりません。ふわっと静かになった時や少し落ち着いた瞬間などにBGMが聞こえてくるくらいです。(個人的にはむしろ理想的)
EYEWEAR 2のバッテリー消費速度と充電速度
バッテリーの最大容量が70%のiPhone11で、iPhoneのバッテリーの消費具合と「HUAWEI EYEWEAR 2」本体のバッテリーの消費具合を試してみました。
iPhone11のバッテリーを交換して最大容量を100%にした場合で、かつ、iPhone11本体にダウンロードした音楽だけを延々と5時間リピート再生した場合は、iPhoneのバッテリーは減っても95%程度で画面を暗くしてバックグラウンドで再生しているだけならiPhone本体のバッテリーはほとんど消費しませんでした。

バッテリーの最大容量が70%というのは、もうダメな状態です。限界までバッテリーが弱くなっているというか劣化している状態で、いい加減iPhoneを買い替えたほうがいいレベルです。6年以上使用したiPhone11でこうなりました。

バッテリーの最大容量が70%の状態で、音楽の再生だけに使ってみた感じが以下のとおりです。
- 午前 9時25分|iPhone11:100%、EYEWEAR 2:100%
- 夕方 19時37分|iPhone11:71%、EYEWEAR 2:77%
約10時間音楽を再生させておき消費したバッテリーは約30%でした。

HUAWEI EYEWEAR 2の再生時間は11時間くらいだと聞いていたのですが、再生音量を小さくしているとバッテリーの減りもあまりないのかもしれません。10時間も再生したら、HUAWEI EYEWEAR 2側のバッテリーが限界を迎えるかと思いましたが、結構耐えます。

そのまま夜22時まで使用してもHUAWEI EYEWEAR 2のバッテリーは61%までしか減りませんでした。音量が大きすぎなければ12時間位は耐えます。
EYEWEAR 2のペアリングがうまくいかない・失敗する時に試したこと
まず「HUAWEI AI Life」というアプリをダウンロード・インストールしてしまうのがおすすめです。かなり電子機器には強いのですが、ペアリングは10分くらい苦戦しました。公式がマニュアルとして記載している内容は以下の通りです。
デバイス名は「HUAWEI Eyewear 2」と表示されます。iPhone本体のBluetoothのONもお忘れなく。モバイルバッテリーでも機能しました。
- アイウェアの充電中に充電コンバータのボタンを4秒間長押ししてから放します。テンプル(フレーム外側の小さい穴)のインジケータが白く点滅するのを待ちます。これは、アイウェアがペアリングモードに移行したことを示します。
(https://consumer.huawei.com/jp/support/content/ja-jp15675561/)
(https://consumer.huawei.com/jp/support/content/ja-jp15917497/)
フレームの外側を3本指で長押しするとペアリングモードにできると書かれていますが、この方法は全く成功しませんでした。初期不良なんじゃないかっていうほど、フレーム外側の長押しは機能しないです。
フレームの外側をスワイプして音量の上げ下げはできるので問題はないと思ってそのまま使っています。

スタバとかWi-Fiも電源もある場所でやったほうが良いです。甲府駅の南口でこのイチゴのドリンクを飲み終えてもペアリングできませんでした。
iPhone側のBluetoothをONでBluetooth設定画面を開いておき、充電する専用の白いコードに白くて丸いボタンがあるので、充電中の状態にしてこの丸いボタンを4秒以上長押ししてデバイスが表示されるのを待つのがベストです。
一度ペアリングされれば自分で消さない限り、ずっと大丈夫です。
率直な感想:すごく好き&QOLが上がった&Apple Music加入した
以下、素の言葉で失礼します。
あのね、すんごい良い。殺風景で単調で変わり映えしなかった作業中や騒がしい仕事場でのふとした瞬間に常に自分の好きなVibesアゲアゲな音楽が聞こえてくるけど、作業の妨害にはならないし、他人の妨害にもならないし、聞かれてないし、周囲からは聞こえないし、誰にもほぼバレない。言わなきゃバレない。田舎すぎて眼鏡から音が出ていると思われない。屋外でもスーパーでの買い物中でも自転車に乗ってるときでも周囲の音はちゃんと聞こえていて危険なこともないのに、自分だけはROSE & ブルーノマーズの「APT.」であーぱつあぱつでノリノリになっていられるわけ。
耳が痛くならない。イヤホンで完全密封じゃないので周りの声も聞こえるし、コミュニケーション取りながら仕事もできる。何も問題ない。
音声通話が超すんごくいい。5名とか6名とかのグループでグループ通話しながら作業すればトランシーバーみたいにして使えるわけ。全員眼鏡である必要があるけど、それぞれの声を聞きながら、スマホを全く触らずに通話ができて、両手も耳も開けた状態でコミュニケーションを取りながら作業ができるのも強い。メガネ型トランシーバー(LINEやDiscordのグループ通話だけど)みたいに使える。
あるのとないのとではあったほうが楽しいし、ついつい使っちゃう。度が入ったレンズなので、一人でお出かけする時はこれでいい。
だいたい4万円するけど、メガネがJINS価格だとするとだいたい7,000円くらいで、骨伝導っぽいイヤホンが15,000円くらいかなって感じかなと考えて、メガネ型のイヤホンとして考えれば4万円は安いと思う。そんなに音質悪くないし、作業場とか作業中とかでちょっと音楽が聞こえればよくて、周りには音楽が聞こえないようなものであればいいってことであれば、これはカンペキ。作業中のストレスが半減する。Vibesアガって首を振ったらアウトだけどね。
音質はそこそこだけど、耳を手で覆うと世界が変わる
音質に関しては、小さなスピーカーがメガネについていて、他の人には音が聞こえにくいテクノロジーがある感じだけど、再生中に耳を手で覆うと世界が変わって、イヤホンしてるような感じでいい感じの音質?音量?になる。
OWNDAYSで実機を試させてもらう時にやってみると良いかも。あぁ、悪くないかもなってなると思う。元も子もないけど、冬につけるイヤーマフラーとかつけると音質がなんかアガる。髪の毛が長い人も髪の毛が手のひらで覆うのと同じ感じになって音がよく聞こえるようになる。