靴の裏の滑り止めはスポーツ用品のグリップスプレーがおすすめ

屋内・屋外倉庫などで安全靴が滑って重量物を押したり、パレットを押したり引いたりするのに滑ってしまう場合は、靴の裏に野球バット用のグリップスプレー、滑り止めスプレーを使用するのが便利です。若干ベタつきがあるので安全手袋をした状態で使うなど気を付けないと素手がベタベタします。
貴重品を扱う現場や火気を扱う現場では適しません。多少地面が汚れてもよく、しっかりグリップを効かせて作業に集中しないといけない場合などには重宝するはずです。
ガツグリ・グリップスプレー|ワールドペガサス

野球のバットに使用する用のグリップスプレーで、本来は野球のバットに使用します。何度か使用するとグリップが失われます。だいたい1000円くらいでスポーツ用品店で手に入ります。

少しつけるだけでもかなりグリップするので吸い込んでしまうことがないように十分注意しましょう。これを靴の裏に使用した場合は、運送関係の軽作業、倉庫での仕分け作業、パレットを押す作業などはだいたい2時間くらいは可能です。
時間が経つと地面の汚れやほこりを吸着してしまってグリップが弱くなります。また、靴の裏が汚れますので、適宜掃除をしながら使うと効果が長続きします。

使用している素材は松脂、イソヘキサン、炭化水素樹脂、水添ポリイソブテンなどで、結局松脂が手に入るならば松脂だけ靴で踏んづけたほうが効果的かつお得です。
松脂はクラシックバレエのトゥーシューズ、バイオリンなどで使用する印象が多いもので、Amazonなどの通販で比較的簡単に入手できますが、市販されているものはあまり見かけません。松脂は1kgで4000円くらいする物も多いので、決して安くはないです。

靴の裏に吹きかけた状態はこんな感じで靴の裏だけにきれいにはみ出さずに吹き付けるのは難しく、少し周囲に飛び散ります。

靴の裏の中央部や、滑りやすい部分、よく踏ん張る部分だけ集中してかけるようにすると良いでしょう。
グリップガード|MIZUNO

ガツグリよりもベタつき感が強く、グリップが強いです。吹き付けやすさはガツグリの方がうえですが、安いのはMIZUNOのグリップガードかと思います。

成分はロジン、炭化水素系溶剤で、ガツグリよりもシンプルな表記。グリップ力はあるものの、長続きはしない印象です。乾燥は早く、少し濡れている状況でも効果があり、時間が経ったらグリップ力は落ちるので、短期間だけ使用したい場合はこちらのほうが良いかもしれません。

長時間グリップを維持したい場合には向いていませんが、短時間だけ滑り止め効果を発揮してほしい場合はこちらが有効です。運送業の荷物仕分けのあと、パレットで荷物を大量に動かしたり、差立の際にグリップが欲しい場合にはこちらが便利です。

かなりしっかりグリップが効きます。スプレー缶の外見はシンプルですが、キャップを外して使わないといけないのでちょっぴり不便です。ガツグリはキャップを外す動作無しで使えるので、使いやすさはガツグリの方が上かもしれません。

こちらのグリップガードも靴の裏にだけ超局所的にスプレーするのは難しく、周囲に少し飛び散ります。グリップはしっかり効きますが、2層、3層と厚塗りした方が確実です。
お仕事もスポーツも安全最優先で

安全靴を履いていても、靴の裏が滑って転倒したり、グリップが効かなくて変な姿勢で力を入れてぎっくり腰になったりしたら意味がありません。
安全靴は、現場支給の使いまわしや安いものを選ぶ人も多いですが、自分の足にあったもの、きちんとグリップが効く物を選びましょう。
靴の裏が滑る場合は、カッターで切り込みを入れるのも良いですが、繁忙期やどうにも効果が感じられない場合は、グリップスプレーをおすすめします。30分でも、1時間でも効果が発揮されればフルパワー、最高のパフォーマンスで仕事ができるので、疲れも軽減できるはずです。
靴の裏の汚れは避けられないので、お客様の荷物を扱う場合や汚れが許されないような現場では他の方法を検討しましょう。
登山用の外付けグリップやゴム製グリップも一時的には効果あり
今の自分の靴に装着するタイプの登山用の外付けグリップやゴム製の巻き付けるタイプのグリップ、スパイクがつけられるアタッチメントなども売っていますが、工場や倉庫では床を激しく傷つける可能性が高く、スパイクの金属が削れていきコストが高くなることも多いです。
ゴム製のグリップなんかは1日で削れきって使えなくなってしまう場合もあるので、無難に消耗品として使えるグリップスプレーを試してみるのがおすすめです。














