Canvaの「Translate」機能の使い方と翻訳品質【1ヶ月で500回まで】

Canvaには「Translate」翻訳機能(月500回まで|Docs以外)がついています。Canva Docsの日本語で書いた本文を他の言語に置き換えできます。Free版でも十分ですが、Pro版では翻訳できる数が増えます。ChatGPTやGoogle翻訳、DeepL翻訳をはさみつつ、最も最適な翻訳を反映させましょう。

 

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Canvaの翻訳機能(Translate機能)の使い方

Canvaの「アプリ」から「翻訳」と検索すると「Translate機能」が出てきます。プロジェクトをまるごとまるっと翻訳できます。

 

プロジェクト内の一部分の言語のみを翻訳するようなことはできません。プロジェクトの全ページ、または、特定の1ページや複数のページに対して全体翻訳がかかります。

 

翻訳するときには、以下の項目を選択して

  • 翻訳元言語:自動検出でもOK
  • 翻訳先言語:今回は英語へ
  • ページに追加:全ページも1ページだけも特定の数ページだけも選べる

「翻訳する」を選べば、プロジェクト内のデザインを翻訳できます。このCanvaの翻訳機能はCanva Pro以上のプランでないと使用できず、Canva for Teamsであっても月に500回までしか利用できません。

 

翻訳すると、そのページの下に新しく翻訳されたページが追加されます。作成した1ページのデザインを複製してから、複製したページを翻訳させる必要はありません。

 

9ページ目を複製したのが10ページ目ですが、10ページ目を翻訳すると11ページ目のように、翻訳したものがページタイトル「(英語)」としてページ追加されて出力されます。

 

当然ですが、英語に翻訳されたものは、デザインが崩れます。文字の長さ、文章の長さが変わるので、翻訳したあとにテキストボックスやテキスト範囲の調整が必要です。

 

Canvaの翻訳機能の設定

CanvaのTranslate機能を実行する前に設定を変更できます。

  • フォントサイズを小さくする
  • ページを複製する

といった設定は最初から設定されていますが、ページの複製が必要ない場合はチェックを外しましょう。

 

縦書きでも翻訳はできる

縦書きの日本語もCanvaの「Translate」で翻訳できます。

 

ただし、横書きをそのまま90度回転させただけになる(当たり前といえば当たり前)ので、使い勝手が良いかどうかというと、少し工夫が必要そうです。そもそも英語は縦書きで書く言語ではないので、これに関してはデザインする側のセンスが問われます。

 

Canva Docsでは「Translate」は使えない(A4文書では使える)

Canvaの「Translate(翻訳)」機能は、Canva Docsでは使用できません。ただし、自由配置のA4文書ではCanvaの「Translate(翻訳)」機能を使用できます。

https://www.canva.com/ja_jp/features/translate/

 

Canvaの「Translate(翻訳)」機能の品質比較

今回使用したデザインの中にある文章をChatGPT、Google翻訳、Canvaで比較しました。翻訳に使用した日本語は

手渡しでも銀行振込でもキャッシュレスでもいいので総額払った人に渡せば良い

(全額おごりでもOK)

です。

 

ChatGPTでは

You can hand it over in person, transfer it through a bank, or use cashless methods. Just give it to the person who paid the total amount. (It’s also okay to cover the entire amount.)

 

Google翻訳では

It can be hand-delivered, bank transfer, or cashless, so you can hand it over to the person who paid the total amount.
(Full payment is OK)

 

Canvaでは

Hand delivery or bank transfer

Cashless is fine

Give it to the person who paid the full amount

(Full payment is OK)

 

という感じに翻訳されました。翻訳内容を比較すると、Canvaの翻訳機能はGoogle翻訳に近いもので、ChatGPTでの翻訳でもGoogle翻訳でも本来の意図を正しく伝えるには、自分で英語で書き直した方が良いでしょう。

 

今回使用した図解内の主語のない日本語を英語にしようとしているのがそもそも間違いなので、これを事実を交えてすこしマシに記載すると

Canva Free users pay to Canva for Teams users cash in person, by bank transfer or cashless payment.

(You can treat all your member’s cost.)

この書き方なら、本来の図解が意味する内容が読者に伝わるはずです。

 

CanvaのTranslate機能の翻訳品質はほぼ自動翻訳なため、主語がなければうまい感じに変換されません。

 

中途半端な文章より単語だけの方が翻訳品質が高いです。シンプルな単語、短い単語と合わせてデザインしておけば、CanvaのTranslate機能でも問題なく変換できるはずです。

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Posted by Genussmittel管理者