花咲くコーヒーに行ってきたレビュー【甲州夢小路】甲府駅北口

山梨県甲府駅北口の「甲州夢小路」に新しくできたおしゃれなカフェ「花咲くコーヒー」に行ってきました。コーヒーはこだわりはあるようですが、酸味強めのものが多く人を選ぶ味で、スイーツやコーヒーグッズはおしゃれを極めていておすすめできます。コーヒーの味はいまいちですが、雰囲気の良い内装を楽しめます。

花咲くコーヒーまで駅から歩いて5分

「花咲くコーヒー」は甲府駅北口の改札あたりから歩いて5分程度の所にある「甲州夢小路」に入っているカフェです。

火曜日定休、それ以外はだいたい10時にはオープンし、17時には閉まります。詳細はGoogleMapやInstagram（https://www.instagram.com/hanasakucoffee_kofu/）をご確認下さい。

「花咲くコーヒー」は甲州夢小路の駅側に近い所、西側に入っていますのですぐに見つけられるはずです。お店の外からおしゃれな雰囲気が漂い、若いカップルや流行に敏感そうな人が入っていくのですぐに気付くはずです。

中央の通路側には感じ混じりの「花咲くコーヒー」の文字が書かれた看板のある入口もあります。入口は一応2つあり、注文するレジ近くの入口とこちらの入口の2箇所あります。

花咲くコーヒーのメニューと価格帯

コーヒー、ビール、ワインのほか、ケーキ類が販売されており、大人1人1200円程度あれば満足できる価格帯です。スタバよりは高く、珈琲の味は本格喫茶店よりは落ちますがこわだりをもって用意されているコーヒーが提供されます。

酸味が少ないコーヒーをお願いしたのに、ガッツリ酸味のあるコーヒーを出してくるくらいにはコーヒーの抽出や豆選び（そもそも焙煎具合が浅すぎる）には経験が足りていないようなので、カフェラテ系の甘い飲み物を頼んだほうが良いかも。

「花咲くコーヒー」店内の様子

シャンデリアや花のブーケなどが用意されていて、装飾にはかなり力を入れています。甲府とは思えないおしゃれな内装になっていて、この雰囲気の中でティータイムやデートができるなら、コーヒーの価格はかなりお得です。

細部に至るまで工夫されており、店内はとてもきれいで清潔。ある程度自分自身がきれいな服装でいないと申し訳なくなるくらいには気合いが入っています。

勝沼の「ぶどうの丘」や「城のホテル1階」にあるようなワインの試飲サーバーがあるため、ココでも少しワインや一部日本酒の味見ができます。非常に良い試みだと思います。

贈り物向けのセットになっているもの、そのまま贈り物にできるレベルの包装がされているものもあり、戦略的にしっかり価格帯に合わせた商品が販売されているようです。残念ながら、その客層にまでまだ知名度が届いていないのが惜しいですが、時間の問題でしょう。

アイシングクッキーなども価格帯はかなり強気で、学生さんや若者カップルではちょっと手を出しにくい価格です。完全に観光客やギフト向けになってしまっており、地元に住んでいる人が置いてけぼりな雰囲気が少しあります。

地元を置いてけぼりにするとカフェでの収入は減って、渋くなって閉店します。かなり際どい所を攻めてしまっている様子です。

2階席はなんとか座席を用意して工夫はしたようですが、狭すぎです。きれいに飾られていて、おしゃれで過ごしやすく、温かい空間ですが、男女2名のカップルが3組入ったら、もうダメです。エリアの組み方や座席の用意の仕方が工夫されておらず、カップルをぎゅうぎゅうに詰め込んでしまえ…という残念な考え方が見えています。

カップル同士は、互いに気を遣って必ず隙間を空けて座るので、そういった余裕は持ててない感じでずっと数ヶ月変わってないです。

よくスタッフさんが顔見知りの人だかなんだか知りませんが、お客さんがいるのにタメ口でべらべらと馴染みの客？スタッフ？と話している様子を見かけます。カフェという場所やカフェの営業を舐めているのか、経験が浅いのか、言葉遣いや言葉選びの浅はかさやチャラさが出てしまっていて、1回行けばもういいや…と思えてしまう環境がちょくちょく見え隠れしています。

店内の内装やスイーツ、コーヒーへのこだわりを見せるのはカフェとしては当然として、イートインスペースを用意するならばABテストや配置の工夫をもっとちゃんとやらないと新規のお客さんが続かないでしょう。

おしゃれで高いだけで結局飽きられてしまう要素が目立つので、もう少し落ち着いた人間性をお客さんに演じられるようになり、座席の試行錯誤やトイレの有無の分かりにくさなども改善でき、程よく傲慢さが抜けてきたら甲府最高のカフェの一覧に名を連ねることになるでしょう。

カフェにおいて、主役は店主や関係者ではなく、そこに足を運ぶ1人1人のお客さん。店主や関係者が出しゃばっているうちは客は離れていき居つかなくなります。徹底的に脇役に徹して、お店に来るカップルや家族の居場所になれるように徹底的に場所を用意し整えるのが一番にこなければなりません。

コーヒーとスイーツ

数度訪れているため、酸味が強いストレートブラック系のコーヒーではなく、オーツミルクやアーモンドミルクなどが入っているカフェオレ（カフェラテ）系のドリンクを頼みました。

コーヒーを頼むと豆の種類に関するカードが一緒に2階に運ばれてきます。

カードでのコーヒー豆品種紹介、おしゃれな食器、丁寧なラテアートなどカフェメニューそのものは非常に満足できるもので、甘くおいしい時間を堪能できます。

ケーキセットにすると好きなケーキをどれか選べてちょっぴりお得です。かなり大きめで味わい深く、大満足できるシフォンケーキ？スコーン？です。食べる時にぼそぼそこぼれるのでお洋服などが汚れないよう気をつけましょう。

また、前の人がこぼしたケーキが机に残っている場合があるので、机にスマホを置く前にテーブルを少しはらいましょう。

適度に日差しが入ってきて、とても温かい空間で、のんびりとティータイムを楽しめます。木のぬくもりとおしゃれな内装の中でコーヒーやスイーツを楽しめますが…、この時、他のカップルが私たちカップルのすぐ左後ろにギリギリの狭さの所に座るしかなく、落ち着かない所もあります。

カードの表面はこんな感じ。

カードの裏面はこんな感じで生産者や生産地に関する情報が書かれています。持って帰ってもいいんでしょうが、必要なければ食べ終わったらそのまま置いておきましょう。

飲食が終わったら、お皿類はそのままにしておいて良いようです。お客さんに2階から1階に運んでもらって食器を落とされでもしたら損害がでかいでしょうから、ここは無理に1階に下げなくて良いでしょう。

初デートにもおすすめ

観光で立ち寄るよりは、おしゃれで雰囲気のあるカフェということで初デートや待ち合わせなどに利用するのがおすすめです。

座席が狭いのが欠点で、隣の人の声は丸聞こえです。個室的な空間はないので、10分から20分程度軽く話ができれば十分なシーンで活躍します。

テイクアウトもありますので上手に活用しましょう。おばさまがたの井戸端会議には向いていない場所です。また、おじさん1人での利用もちょっと気まずいかも。