かわいい動物でアクセス稼ぎするのは善か悪か

2023年6月4日

以前からよくある方法として、かわいい犬、猫の動画や写真を使ってPVを稼ぐ方法が知られていますが、時々炎上します。言い分は動物をネタにしてPV稼ぎするなんてひどいというもの。多くのユーザーは動物のかわいさに癒やされているようですが、果たして動物やペットのかわいさをアクセス数稼ぎに利用するのは悪なのでしょうか。

 

 

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前提:ちゃんとお世話すること

ペットとなる動物は、家庭にお迎えしたら、それは家族となります。家族とは言え人間ではなく、叶姉妹風に言えばネイチャー、彼らは獣です。そんな言葉が通じない中でも、お互い心を許しあえて、信頼しあえている関係がHAPPYなんですよね。猫や犬が信頼していないものにお腹を見せることなどありえません。その信頼し合う関係がいいんですよね。

 

ペットとして飼育して、動画やブログでアクセス数稼ぎをしているとしても、ちゃんとお世話していて、カメラを向けられてもお腹を出していたり、しっぽをふりふりしてたり、飼い主をちゃんと信頼してくれていて、飼い主がお世話もちゃんとしているようならば、きっとそこには愛があります。

 

ちゃんとお世話していて、そこに愛情があるならば、ペットを動画やブログで紹介していてもそれは悪ではありません。結論ですね。

 

 

問題点

問題点1:お世話なし・愛情なしのペット飼育

常に問題にされる理由は、Instagramのアクセス数やフォロワー稼ぎのためにペットを飼育して、適当な世話しかしない人が、本当に一部いるというところです。愛情がなくて、お世話もしていないような人には、ペットをお迎えする資格はありません。これは当然問題です。法的にもちゃんとお世話しないのはダメです。

 

参考:動物の愛護及び管理に関する法律

http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=348AC1000000105_20180601_429AC0000000051&openerCode=1

 

 

問題点2:命をネタにして稼ぐのは卑しい

動物に限らず「命」あるもの”だけ”をネタにしてお金を稼いだり、アクセス数を稼いだりするのは倫理的に良いものではありません。特に、その生命が他者のものである場合には、非常に卑しい上に、人間らしくはありません。ただし、自分の病気や治療体験談などをどうしようが、その人の自由です。

 

 

問題点3:ネタにされた動物自身に報酬が入らない

動物にもストレスはあり、ネタとして扱われても、そのペットにはたいてい報酬は入りません。せいぜい、おいしい食べ物、過ごしやすい寝床、飽きないおもちゃ遊び、規模によっては広い家、広い庭がペットに与えられるかもしれません。動物自身に還元されていないのがハッキリ分かる場合には、それは悪であると言って間違いないです。搾取です。

 

 

問題点4:ペットや動物に無理強いして撮影

ペットが明らかに嫌がっている状態を撮影するのは、当然、悪です。どうしてもかぶりものをさせたい場合、どうしてもかわいいポーズを取らせたい場合は、しつけをして慣れさせてからでないといけません。嫌がっている様子を撮影するなんてことはないと思いますが、無理強いさせているのは、それだけで見苦しいです。できれば見たくないですね。

 

 




 

 

肯定点

肯定1:愛する家族の時間を共有している

帰宅する子、妻、夫、祖父母の帰りをワクワク待っていて、帰宅と同時にテンションがMAXになっちゃう様子を動画にしていても、それは微笑ましいだけです。ただ、ペットと過ごしている日常を録画しただけですので、これに罪はないでしょう。ペットと遊んでいるシーンを録画していたり、ペットがご飯を食べている最中を録画しているのも問題ないですね。不快じゃないですからね。

 

 

肯定2:ペットを飼えない人の癒やしになる

ペットを飼いたくても飼えない環境にいる人にとっては、そのわんこ、にゃんこ、ハムスターを眺められる状況は非常に魅力的で嬉しいものです。無理にお金も用意できない環境で、十分な環境も用意できないまま、ただ欲しいからと安易にペットを飼うような人に比べれば何の問題もないですね。

 

ペットを飼えない人にとっては、むしろ、求められているコンテンツです。コツメカワウソやふくろう、サーバルキャット、リクガメなど普通の人では飼育できないような動物を飼っている、保護している場合にも同じ感覚ですね。

 

 

肯定3:ペットのエサ&おもちゃ代になる

すでに述べたとおり、ペットの動画やブログで稼げたお金がペット自身のごはん、おもちゃ、寝床になっているようならば、そこに罪はないでしょう。もちろん、飼い主の生活費になっていても良いですが、少しでもペットに還元されていて、ペットと飼い主の信頼関係が構築されているならば問題ないでしょう。

 

 

肯定4:人間がペットの眷属となっている

主に猫を飼っている人間が陥るやつですね。猫を飼うと、その家と人間は猫様に支配されます。動画に写っている家具の配置、マット、机の角の保護、爪とぎに適した壁、階段上の安全マット、飼い主の手に残された愛情の爪痕など、人間が明らかにペットの眷属になっているような場合は、私たち外野がとやかくいうことはありません。

 

その人間は猫様に支配されていますので、動画投稿やブログ投稿も猫の意思です、きっと。そうなっている場合は、私達には温かい目で見守ることしかできません。

 

 

肯定5:ペットロス解消に向けた行動の1つ

愛していたペットを失うというのは、人間の心に大きな傷を残します。それだけ、ペットが飼い主の心にも影響を与えていたということです。失意に涙し続ける状況は、ペットロスといいます。このペットロスの解消のために、過去の録画したペットの様子、動画をオンラインで共有して追体験し、心の苦しみを乗り越えようとしている場合があります。

 

こうした行動による動画投稿やブログ投稿にアンチコメントやネガティブ投稿をするのはひどすぎます。投稿者の意図を察することができないうちは、ただただ見守りましょう。

 

 

肯定6:愛があるなら別によくない?案件

すべての議論を無に帰す可能性がある一言「別によくない?」も、この問題提起に当てはまります。動画投稿、ブログ投稿する人の自由でしかないので、外野がぎゃあぎゃあ騒ぐことではありません。ペットと飼い主の間に信頼関係と愛があるならば「別によくない?」というものですよね。

 

 

まとめ

かわいい猫、犬関係のコンテンツでアクセス数を稼ぐのは、愛があるならば許されるべきものでしょう。しかし、あなたの置かれている社会的立場、状況を考えて、動画投稿の入り方、タイミングは工夫すべきでしょう。マナーを守って、思いっきりペットたちを愛でて、あなたのペット自慢を自由に楽しんでくださいね(`・ω・´)ゞ

 

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Posted by Genussmittel管理者