1ヶ月のおおよその生活費・光熱費・出費【一人暮らしのヒント】
一人暮らしの1ヶ月の基本となる固定生活費はおおよそ相場が決まっています。家賃は都会・田舎で大きく差が出ますが、電気、水道、ガス、インターネットなどの出費はほとんど変わらないので事前に把握して、固定費として分けておきましょう。
結論
先に総額を細かく内訳を書いて紹介すると以下のようになります。
【田舎】
合計:13万円~20万円
- 光熱・通信3万円
- 家賃3万円~5万円
- 食費2万円
- その他5万円~10万円
【都会(首都圏や大阪など)】
合計:15万円~30万円
- 光熱・通信3万円
- 家賃5万円~12万円
- 食費2万円~5万円
- その他5万円~10万円
これでもだいぶ節約しつつ、多めに計算しているくらいで、一人暮らしでもかかるお金は結構多いです。正社員の月給が20万円だと、田舎では多少余裕も出るはずですが、都会では生活不可になるかもしれません。保険類は多少会社が負ってくれるとしても、それでもカツカツになります。
田舎で正社員で月給が13万円だと、生活するだけでカツカツになってしまって、お出かけや趣味にかける余裕はないです。今後、税制改正やコロナ明けの物価上昇で出費は確実に増えるようですが、月収は増えそうですか?おそらく簡単には月収は増えないので、よりギリギリのカツカツになっていって、下手すると給与所得者向けの減税策もなくなって、生活できなくなって、頭打ちになっていく時が必ずやってきます。
備えておきましょう。転職も早めに検討しましょう。
一人暮らしの生活・固定費(月)
一般的に、多少やりくりして、節約している場合は電気水道ガスなどの光熱費やインターネット等、毎月の代金は次のようになります。
- 電気代(夏):4,000円前後
- 電気代(冬):8,000円前後
- 水道代:およそ4,000円
- ガス:およそ6,000円
- インターネット光|固定回線:およそ5,000円
- スマホ代:およそ8,000円
大まかにみて、毎月3万円、光熱費、通信費に割り振ってあればなんとかなるはずです。ただ、毎日風呂釜にお湯を張って入浴していると数倍かかります。水道を出しっぱなしにしたり、電気をつけっぱなしにしたりするとその分余計に出費が増えます。
インターネット回線について
インターネットは固定回線を部屋に敷いてしまえば、そこからルーターを使用して室内ではWi-Fiを使用、無制限でのネット利用も可能です。ただ、ソフトバンクやauの回線でインターネットを軽く使用するくらいであれば、コンセントに挿すだけで使えるインターネットで、多少節約できます。
インターネット料金に関しては、毎月何GBデータ容量を使用するかで、どこの会社のプランを利用するべきか変わります。毎月20GB使える場合、自宅でもそこまでネット回線を酷使しないのであれば、自宅に固定回線を引く必要はないでしょう。
ノートPCを使用する場合、ノートPC本体だけではインターネットに接続できません。ソフトバンクやauなどのポケットWi-Fiなどを契約しておくのが無難です。おそらく無難に節約できるのは
- ポケットWi-Fiをデータ容量多めのもので契約(6,000円くらい)
- iPhone本体のデータ容量は低めに契約(6,000円くらいに抑える)
- iPhoneからポケットWi-Fiにつないで節約
- ノートPCもポケットWi-Fiにつないで節約・活用
という使い方が、おそらく最も節約できます。データ容量無制限のポケットWi-Fiもありますので、固定回線を敷くよりは、持ち運びできるインターネット(ポケットWi-Fiのこと)があったほうが楽です。
その代わりモバイルバッテリーが必須になるので、充電周りだけ手を抜かずに良いものを用意しましょう。
家賃の相場
一人暮らしの賃貸の家賃は、田舎ではワンルームで3万円~4万円くらい、都会(大阪や東京)では6万円~12万円くらいと考えておくと良いでしょう。
ワンルーム、約6畳でこの価格ですが、田舎では毎月5万円も出して立地を無視すれば、防音LDKクラスのお部屋に普通に住めるので、都会での家賃はできるだけ抑えておいたほうが良いです。ただ、都会では安すぎる所は何かあるので、シェアハウスするか、寮に入るか、家賃での節約は諦めましょう。
一人暮らしの1ヶ月の食費
特にこだわらず、贅沢もしない場合の一人暮らしの1ヶ月の食費は以下の通りです。
- 主食(お米):3,000円
- 野菜類:3,000円
- 肉・魚類:5,000円
- 菓子類:3,000円
- ※外食費用:30,000円~
毎日、適度に自炊して、食材も安いものを選んで程々に食べている場合は、毎月15,000円~20,000円もあれば十分なはずですが、これは業務スーパー、冷凍庫の活用でもっと節約できます。一人暮らしで、毎日おおよそ食べるものが同じでもOKならば、毎月10,000円もあれば十分です。
外食を含む場合はこれが大幅に高くなります。安く済ませても外食は1回500円~1,200円くらいはしますので、これを毎日お昼時にやっていると1ヶ月で30,000円を超えてきます。かなり重たい出費です。お友達とのお出かけ、デート等を伴う場合には、食費はさらに重なります。
健康に節約できる食材
割と安くて、そこそこ健康維持もできる食材は以下の通りです。
- キャベツ:1玉150円くらい(山梨では)|198円~298円が相場
- もやし:5袋100円くらい(山梨では)
- 納豆:3パック100円くらい(山梨では)
- 鶏卵:1パック10個入り200円くらい
- 味噌汁インスタント袋:10食100円~200円くらい
- 冷凍鮭切り身:10枚1,000円くらい(業務スーパーとか)
- 唐揚げ:1kg700円~1,000円くらい(業務スーパーとか)
この辺をうまく活用すれば、1週間3,000円未満で、割としっかりと食べれるはずです。(え?1日3食?一人暮らしでそんなに食べます?)
あとは、半額セールを狙いましょう。その日のうち(または2日以内)に食べるのであれば、半額のお惣菜やら、切り落とし肉やら、鮭の切り身3枚入りなんかを半額で買って食べても鮮度は特に問題ないです。
鮭の切り身3枚298円が半額だと150円くらいで手に入ります。冷凍しとけば1週間は持ちます。切り落とし豚肉1kg1,000円のものを半額で購入できれば、食べきれない分はジップロックで小分けして冷凍しとけばいいので、ちょうお得です。キャベツなども半額のもの狙うと1玉分で98円以下に抑えられるので、活用しましょう。
腐ってなければ食べられるし、焼けばだいたい食べれます。
社会人の場合に追加される出費
学生の一人暮らしは上記のようなことだけ気にしておけば良いですが、社会人になるとここにちょっと面倒な支払いが追加されます。
- 自動車ローンの支払い
- 国民年金の支払い(おおよそ月ごと)
- 健康保険の支払い(おおよそ月ごと)
- 医療or生命保険の支払い(月ごと)
- サブスクプランの支払い
- 資格類の年会費等
車が必須の場合は、中古車買ったとしても、毎月10,000円~30,000円の支払いが必須になり、国民年金・健康保険は人それぞれですが、地味に出費として効いてきます。さらに、医療保険や生命保険、自動車の任意保険なんかも入らないといけないので数万円飛びます。この支払いだけで5万円~10万円飛んでいくケースもあります。
ここに毎月のサブスクプランの支払いや所有する資格の年会費なんかが重なってくると、毎月の労働収入と出費がちょうど相殺されるくらいになります。