山梨・富士五湖「西湖」周辺のおすすめ観光スポット 12選

山梨県にある富士五湖のひとつ「西湖」周辺にあるおすすめの観光スポットをまとめて紹介しています。同じ富士河口湖町内には河口湖という一大観光地もありますが、ここでは西湖の周辺のみにスポットライトをあててまとめました。自然を感じるレジャーがメインです。

山梨の富士五湖「西湖」おすすめスポット 12選

以下、おすすめスポットの詳細をまとめています。富士五湖の「西湖」は、（さいこ）が正式な読みですが、（にしこ）でも通じます。

※営業時間・予約・アクセスなどの詳細は、お店のSNSなどで事前にお調べ下さい。時々不定休の場合があります。

鳴沢氷穴

冷蔵庫がなかった時代には、この鳴沢氷穴にできる氷を献上していたことがあるという。冬の間は美しい氷穴となり、夏場は涼しい洞穴である。内部はかなり暗く、一部地獄の入り口ともいわれる洞窟（封印はされている）にもつながっている。

スニーカー必須。待ち行列が異様に長い場合がある。氷穴を見た後には売店もあるので、おみやげなどはそこで買うと良い。トイレは行列に並ぶ前に済ませることをおすすめする。洞窟に入ると引き返せない。

富岳風穴

約201mの洞窟で、鳴沢氷穴よりは歩きやすいがスニーカー必須。内部は夏場でもかなり寒く、その昔には蚕の卵を冷蔵保管するのにも使われたらしい。内部を巡るのに約15分かかるため、トイレは先に済ませておくこと。

売店「森の駅「風穴」（公式ページ）」では、おみやげなどを買える。地酒も置いてあり、フードコーナーもあるので休憩にちょうどよい。

竜宮洞穴（富士講八海巡｜第5霊場｜青木龍神）

国指定天然記念物、富士道者巡拝の霊場で、洞穴内天井が崩落しているため入洞は禁止だが、入り口手前までは樹海の山道を辿って訪問可能である。道中整備はされていないので、十分な予習が必須である。入り口直前に路駐できるくらいのスペースはある。

訪問する予定の方は、事前にGoogleストリートビューにて、現地までの徒歩ルートを確認できるので、必ず確認しておくこと。また、訪問中はアクションカメラや、胸部にスマホを固定するなどして、動画を撮影しながらの移動を推奨する。万が一途中で迷子になっても、動画を見れば来た道を一応引き返せる。

立て看板のある場所までは50mほどだが、完全な樹海の中を進むため、一定のリスクがある。一人での訪問は避けたほうがよい。可能ならば6人くらいで訪問し、10mおきに1人立って声掛けしあえる距離を維持して、順番に訪れれば安全だが、一度行ければ場所は割りと分かる。油断はしないこと。

西湖コウモリ穴

かつてはコウモリが住んでいたとされる鍾乳洞だが、今は人の手が入りすぎてコウモリに出会うのは難しい。売店、きれいなトイレがあるスポットで、利用料金もお手頃。ただし、ヘルメット着用必須なくらいの高さなので、足腰に自信のある人のみにおすすめする。

西湖根場浜（ねんばはま）

西湖から湖を含めて富士山の写真を撮りたい方、見たい方向けの開けた場所。この場所から見える青木ヶ原樹海が形成されたのは、864年頃（貞観噴火）で1100年以上前の長い歴史を自然のパワーを感じられる場所の一つ。

根場八幡宮（西湖いやしの里　根場）

この地域にあった茅葺屋根の集落は、昭和41年台風による土砂災害で大きな被害を受けて焼失。当時の情景を取り戻すために、観光スポット化と合わせて茅葺き建築物が建てられ、昔ながらの建物が並ぶ町並みに富士山が映える。最も奥にある「根場八幡宮」などには参拝しておくべきであろう。

いずみの湯｜富士西湖温泉

西湖の北側にある温泉施設で、大人（中学生以上）900円、小学生500円、幼児400円で入れる湯。キャンプの疲れを癒やすもヨシ、長旅の運転の疲れを癒やすもヨシ。何よりありがたいのはレストランのメニュー（こちら）である。

川海老の唐揚げ、ラーメン、チャーハン、鳥モツ煮などがお手頃価格で味わえる上に、山梨「七賢」の日本酒、ビールも堪能できる。キャンプに来て、夕方、お食事はお風呂と一緒にここを堪能するという贅沢ができる穴場の温泉。

彩呼亭

緑の麺の信州生そば「韃靼そば（だったん蕎麦）」を食べられて、おばあちゃんの人情、訪問する方々の客層の良さにも癒やしと良いご縁を頂ける最高のスポット。景色もよく、蕎麦はうまく、人との出会いに感謝できる温かい場所。蕎麦と一緒にヤマメを食べられるかもしれない。

富士箱根伊豆国立公園　西湖

国立公園のひとつで、ここからも、晴れていれば富士山を一望できる。広くて、それほど人がおらず、他のスポットに比べると空いているので、写真撮影、釣り、ちょっとコーヒー休憩をするのにちょうどよい。

レストラン「リヴェール」は休業中のようだが、かつては営業していた。もし開いていたらおいしいカレーを味わえるはずだ。

道の駅「なるさわ」

あんしん・あんぜんの道の駅。キャンパーのオアシス。富士山を見れる「富士眺望の湯　ゆらり」もあり、当然地元野菜を購入できる売店もある。食堂ではここでしか食べられない「富士桜シロップ」を混ぜたアイスクリーム、鳴沢菜を混ぜたご飯、絶妙な南蛮味噌おにぎり、富士山パンケーキなどがある。

店内にも富士山があるが、晴れていれば外にもキレイに富士山が見えるので、富士山周辺を学ぶのにちょうどよい。

鳴沢溶岩樹型

864年頃（貞観噴火）の際に、溶岩が樹木をそのまま包み込んで焼き、燃えてなくなった樹木の形をそのまま残して固まっている溶岩のことを指す。1100年以上も残っているもので、かつ、割りと巨大な樹型なため富士山噴火と溶岩の恐怖を目の前に感じられる。

魔王天神社

承知3年（1149年）大夫正信公が創建、享禄元年（1528年）に遷宮。御祭神は経津主神（ふつぬしのかみ｜正字：經津主神）で、「甲斐国志」にも既述があるそうだ。香取神宮の御祭神でもあるため「香取神（香取大明神）」とも呼ばれる。日本書紀には登場するが、古事記には登場しない。

現地では魔王大六天（オダイローサマ）と呼ばれるらしく、風の神として地域を守ってくれている。富士山形成の元となったと言われる小御嶽（富士山はこの小御嶽を元にして出来た山）に関わりがあり、富士山の五合目にある小御嶽神社（承平7年（937年）創建）と合わせて訪れることを推奨。