SAOとは?これまでの流れとアリシゼーションへの布石
2018年10月7日0時よりSAOアリシゼーションの放送が開始され、ファンにとっては熱い秋がやってまいりましたが、そもそもSAOってなんなの?という方向けに、また、SAO布教用にこれまでのSAOの流れとアリシゼーションをもっと楽しめそうな情報をまとめました。うちのちびっ子にまとめてくれ、と言われました。
これはゲームであっても、遊びではない。
SAOとは
ソードアート・オンラインという川原礫(かわはられき)氏作の小説が元になっている作品です。VR(バーチャルリアリティ)空間でできるMMORPGの世界の中で起こる物語です。
SAOの最初の一歩
このソードアート・オンラインと言われるVRゲームの世界の中には、アインクラッドという城があります。舞台である2022年のVRは完全没入型のVRデバイスを使用しているようです。
本来はVRゲームなのでログイン、ログアウトできるはずですが、このVRゲームの開発者により、100層にもわたるボスを倒さないとゲームからはログアウトさせないという状況に置かれてしまいます。また、VRゲーム内で死んだら、操作しているプレイヤーも現実世界で死ぬという状況になり、事態はさらに深刻になります。
この時、そのVRゲーム内に接続していたのは10000人ほどで、この中の一人である主人公キリトはゲームをクリアしていくことを決意して戦っていくというストーリーです。
これまでの作品と流れ
これまで小説は1巻から20巻まで出ていて、現在も継続して書かれています。いわゆるラノベの部類に入り、アニメ化もされています。
VRフルダイブから解放・ALO世界樹へ
小説1巻から4巻に収録されている内容で、アインクラッドと言われる城の100個のゲームをクリアしてVR空間から脱出するまでの話が描かれています。この小説の時点で10000人いたプレイヤーは6000人まで減り、ゲーム内でアスナとキリトはパーティーを組んだり、外したり、また組んだりしながら、結局はお互いに心通わせていくようです。
2022年のフルダイブ&ゲーム開始から、2025年のゲームクリアと解放まで果たしたが、なぜかキリトは現実世界に帰ってこれたが、ヒロイン・アスナは現実世界で目覚めることなく月日が過ぎていっていたそうです。
主人公キリトは、アスナが目覚めない=VR空間内に意識があるということで目撃情報を頼りに、同じくVRMMORPGアルブヘイム・オンライン「ALO」の世界へと再び旅立ちます。そこは妖精たちを中心に作り出されている世界で、VR空間内で娘として暮らしたユイや、ALOで出会ったリーファとともに世界樹を目指すVR空間「ALO」での旅を始めます。
ガンゲイル・オンラインへ
2025年12月、アスナを救い出したキリトはVR空間「ALO」で暮らしていたようですが、同じくVR空間ガンゲイル・オンライン「GGO」という世界に出現した「死銃」という存在の調査を依頼されて調査を進めることになります。ここでもキリトはなんとか調査を終えて、後にテストダイバーとして生きていくことになります。
ピンクのP90を持っている女の子をアニメイトで見かけていれば、ようはその子たちの物語です。
動き出す2026年の物語
マザーズ・ロザリオ(2026年1月から)
アスナが「絶剣」という凄腕剣士ユウキ(女性?)と戦って親しくなる話。「オリジナルソードスキル」を賭けてユウキと戦うが、結局はユウキのギルドに紹介されて、アスナはそこでメンバーと打ち解けていくけれど…、というお話。ユウキに関する悲しい事実が発覚するようです。
オーディナル・スケール(2026年4月から)
「オーグマー」と呼ばれるウェアラブルARマシンを使用してログインできるAR世界が「オーディナル・スケール」と呼ばれています。ここでは、旧SAOの世界にいた10層のボスが登場するということでキリトとアスナはこのオーディナル・スケールの世界でも奮闘する物語。ここでも悲しい陰謀が待ち受けているようです。
アリシゼーション(2026年6月から)
とある会社のアルバイトとしてテストダイバーの仕事をしていたキリトだが、現実世界でガンゲイル・オンライン事件の実行犯の1人に薬を盛られて昏睡状態になってしまいます。その昏睡から目覚めた時にいたのが、人間同様の感性を持つNPCのいるアンダーワールド「UW」で、ここでもSAOと同じような状況に置かれたキリトは脱出を目指して奮闘することになります。
今度は、アスナが行方不明になってしまったキリトを救い出すべく探索を行い、そこで「UW:アンダーワールド」の人工知能開発計画「プロジェクト・アリシゼーション」の事実を知ってしまいます。
キリトはこの「UW:アンダーワールド」世界の中心「セントラル・カセドラル」を、その世界で出会った少年ユージオとともに目指し、最後には闘いに勝利するも友人ユージオを失います。その後、アスナは、アリスという人工知能とキリトを救うために「UW:アンダーワールド」にログインし、女神ステイシアとして闘い、同じくリーファ、シノン、ユイなど旧友たちもこの世界に駆けつけて事態は収束に向かう。
大戦終結後の不審事件の調査へ
大戦が終結してからは、平和な日々が続いて、殺人など起きるはずもなかったが、悲しくも事件が発生してしまい、キリトは後輩ロニエを連れて、その調査に向かうというお話が小説の最新刊20巻です。
3行でまとめる
VRで悪いことしようとしてた人を
ゲーマーたちが協力して
やっつけていくお話。
所感
まず、音楽担当が梶浦由記さんなので興味を持ちました。ちびっこに頼まれて、まぁ、簡単に?まとめたわけですが、近年流行りのVR、MMORPGと管理者によるユーザー支配、人工知能の悪用とそれに立ち向かう野良セキュリティたちというとても他人事とは思えない内容は、映画「レディ・プレイヤー1」などにも共通する部分がありそうです。
ちびっこのくせして、こんなに未来に生きていて、しかもその未来は現実世界で、リアルタイムに進んでいくという恐ろしい状況。既にVRを利用した会社勤務と労働、VR空間でも売買、VRデートなども行われているのがリアルで、当方もそのセキュリティとして仕事をしていて、そういう悪い事を考えるやつがいるかもしれないのか、と勉強になりました、割と本当に。
どうやらこの作者さん、あの子豚ちゃんが加速するアクセル・ワールドの作者さんでもあり、実はアクセルワールドの10巻にキリトがいるようです。気になる方は是非チェックしてみてください。
ラノベ小説の舞台、その未来は4年後です。(現在2018年)
すごい時代になったものだ。