【学習塾】やる気が出ない生徒のモチベーションを高める方法

2019年5月18日

どんなに周りが努力してもやる気を起こしてくれない学生への対処は、どんな親御さんでも学習塾でも大変なものです。気持ちがあっても行動に移せないでいる生徒のモチベーションを高めるには悪い習慣は避けて、小さな報酬をたくさん重ねながら勉強を細かく区切っていくのが効果的です。長時間集中より短期集中型学習から始めると効果があります。

 

 

口先でやる気があると言うけどやらない学生への対処法

子どもの言葉を信じすぎないでください。小学生でも高校生でも、そもそも「やる気」というものが分かっていない可能性があります。どういう心理状態がやる気がある状態なのか分かっていない場合は、勉強とは関係ない分野で自分から楽しんで積極的に取り組めるものを見つけてあげましょう。例えば、料理や工作も、たとえそれがちょっと下手だったとしても思いっきり褒めてあげるとそれが嬉しくてどんどん挑戦してくれるようになります。誰かが何かを言わなくても、自分から進んで目的に向かっていく状態を「やる気がある」といいます。

 

 

何に興味を持つかは分かりませんが、達成感を感じやすいものに挑戦させてあげるのが一番効率的です。料理は家庭でもできる簡単な挑戦で、夏休みの工作も家庭でもできる手軽な挑戦です。他者と比較して評価されてしまうものよりはそれぞれの成果を評価してもらえるもののほうが、物事に取り組む姿勢が変わります。それがゲームでも、虫取りでも、サッカーでもOKです。やる気があるというけどやらない学生の多くは、「やる気」がなんなのかよく分からず、やれない学生と考えましょう。少し遠回りでも「やる気」を学ばせてあげるほうが後々子どもにとってプラスになります。

 

 

無気力でぼーっとしている学生への対処法

生まれつきぼーっとしている子どももいますが、必ず興味・関心がある分野があります。意外と多いのは親からの心の束縛で幼いころから「あなたはだめな子ねぇ」とか「あなたはそんなこともできないのね」と言われて育つと無気力な状態になりやすいです。潜在意識、深層意識に「自分はできない」もしくは「できちゃいけない」と刷り込みされている状態なので、もし心当たりがあれば、はっきりいって親が悪いです!一番いいのはその子どものできる分野を褒めて、認めてくれる人と長い時間一緒に過ごさせるということです。

 

 

親から「あなたはできる子だったんだね!」とか「いつの間にそんなことできるようになったの!」とプラスになる言葉をかけてあげると子どもの目が輝くことがあります。親元を離さずに子どものやる気を引き出してあげたいなら、親の言葉遣いや親の姿勢を変えることも必要です。無邪気な子どもが無気力でいる場合には必ず何か理由があります。その子どもの育ってきた背景を知って、余計な刷り込みを消してあげることも教師の仕事です。

 

 

能力はあるのに向上心が足りない学生への対処法

そこそこ勉強ができてしまう学生は、特に努力をしなくても良い成績が出せてしまって、長時間の努力やじっくり悩んで工夫することを知らずに成長してしまうことがあります。そうすると、計算のほとんどを暗算でできるものと思い込んでしまったり、筆算をしなくなったり、より複雑な問題でも頭だけでやろうとしたりしてしまいます。中学1年生くらいまでは暗算でもなんとかできてしまいますが、中学2年の一次関数や英語の動詞の過去分詞形や比較級あたりから能力がついてこなくなって成績ががくんと下がります。

 

勉強ができる子、覚えのいい子はそれに合わせてどんどん勉強させてあげないと、途中で周囲との差に自惚れて途中から落第していきます。親としては予習させるのは大変ですが、子どもの事を考えたら、わざわざ学校の遅いペースに合わせて子どもの能力をだめにしてしまうより、子どもの能力をしっかり発揮してあげられるようにする方が良いです。家庭でできないならば、専門の家庭教師や学習塾を頼ればよいだけです。

 

勉強ができる子に多いのは、他人から学ぶ時にどうしても生まれてしまう「自分はできるやつだ」という「自惚れ」です。人間であればこれがあるのは当たり前で、ある意味成長の証なので悪いことではないですが「誠実さ」や「謙虚さ」がないと教えてくれる先生や大切な仲間に対しても失礼な態度を取ってしまい、子どもが損をします。親としてできるのは「世界にはまだまだ知らないことがたくさんある」という事実を教えてあげることと、「人によって得意分野が異なる」ということを教えてあげることです。

 

教室でこういった生徒を預かった時は、いきなり難易度の高い問題を出題しないようにしましょう。せっかくの自信を潰さないようにして、レベルごとに順番に経験を積ませてあげましょう。「出来なくても仕方ないよね…」というような状況を作らないで済むようにし、たとえ「勉強途中で失敗があっても、最後にはマスターできた!」と思わせてあげることが大切です。教える側がムキにならずに、子どもの「やる気」と「可能性」を引き出せるようにしましょう。

 

始めないとまずい時期なのに勉強に取り組まない学生への対処法

高校受験8カ月前、大学受験1年前になっても勉強を真剣に始めない学生は、きっと口先では「そろそろやらないとまずいよね」といっているはずです。しかし、実際にはそんなことを思っていません。周囲の人たちが勉強を始めていても、見て見ぬふりをして現実逃避し、「まだ大丈夫…」と結局どんどん先延ばしにします。この時に影響しているのは、その子のお友達による影響が大きく、学校生活での状況が関わっていることが多いです。

 

受験に真剣に取り組んでいるお友達が多ければ「自分も塾に行きたい」といいだしたり、「オープンキャンパスここ行きたい」と言い出したりします。周りのお友達が行くというのを聞いていれば、自分もそれに合わせようとするものですが、あまり勉強に取り組まないお友達とつるんでいると、そのレベルに合わせるようになってしまいます。もちろん、人によっては金銭的な問題で大学に行かないかもしれませんし、最初から就職したいと思っているのかもしれませんが、それならそれで、就職に向けて積極的に、それ用の勉強をしているはずです。

 

勉強をなかなか始めない学生を相手にする時は、具体的に勉強する内容を見せて、高校受験の過去問やセンター試験の過去問を見せて、計画的に見た時にどれくらいの勉強時間が必要なのか、生徒自身に計算させましょう。1週間1単元マスターするとして何ヶ月で1教科マスターできるのか、1週間1単元マスターするために1日どれくらいの勉強時間が必要なのか、実際に1日にとれる勉強時間はどれくらいなのか、1日に勉強できる時間で1単元マスターするのに何日必要なのか、先生も生徒も親も一緒に計算しましょう。たいていはこれでやる気が出るようになります。

 

口先で分かっていると言うけどテストすると分かってない学生への対処法

できないことに対して「よくないこと」または「恥ずかしいこと」という刷り込みがある場合が多いです。分からなければ正直に分からない、と言えればそれで良いのですが、子ども自身がわからないことがあった時に、親からの言葉や態度で冗談であっても「子どもをばかにするようなこと」をして子どもが嫌な思いをしたという例があると、分かっていなくても頑なに「分かっている」というようになります。

 

口先で分かっていると頑なに言う生徒の多くは、兄弟を比較されて嫌な思いをしたり、誰かと競争させられて嫌な思いをしたりしている可能性があります。まずは、他人に対する信頼感や連携感を感じてもらえるように共同作業をさせてあげたほうがいいです。何かしらの要因で、自分の弱い部分を見せると自分が嫌な思いをすると思っている場合が多いため、そこそこ勉強できているけど、どこか抜けていて「分からない」とはっきり言える先生の方がそういった生徒に合っている可能性が高いです。

 

わからない時にどんな方法で解決していって他人からの評価を高めるのかを見せてあげるのもおすすめです。先輩の生徒と先生の協力で、やさしく、時に緩く、分からなくても何も辛いことはなく、きちんと解決はしていけるということを教えてあげるとだんだん「これは分からない」と言えるようになってきます。それだけだと、まだ信頼している人にしか「分からない」といえませんが、慣れてくればわからない部分もしっかり解決に向かって考えてくれるようになります。

 

どんなパターンの子どもでも必ず原因があって「やる気」を落としてしまっているので、親との話し合いや親からのヒアリング、子どもの趣味や生活スタイルなども合わせてチェックして、どこに無気力の要因があるか確認しましょう。先生と生徒の信頼関係を十分構築しておくのも大切ですから、先生の誠実さや人間性も大切です。子どもの親としても、マイナスのことを子どもに刷り込まないようにし、刷り込みしてしまっていると感じたら早めに刷り込みをなくしてあげてください。

 

勉強をする理由と意味

学生の中には勉強をする意味がわからない!といって取り組むのを避ける者も出てきます。これはある意味できちんと自分で考えるだけの力が身についているということで、正しいかどうかは別にして取捨選択が自分でできるようになったという成長の証です。しかし、世間知らずである学生にはその勉強の理由をきちんと教えてあげなければいけません。

 

勉強をする理由を説明できない大人が多すぎるのは、きちんとした先生に出会えなかったからでしょう。人間はこれまでの世代を重ねるごとにより新しく、より便利で役に立つ遺伝子や文化的遺伝子を受け継いで、次の世代は前の世代よりも進んでいる状況をずっと作り出してきました。「勉強の理由は自分で考えろ」なんてことしか言えないのは情報伝達、遺伝子伝達を考えたら「伝え継げない」ということなので非常に情けないことです。勉強する理由を伝えて、勉強しなくなるとは常識的に考えられないので、どんどん教えてあげて余計な思考をせずに勉強に専念できるようにしてあげましょう。

 

勉強する理由は、

  • 広い世界を知るため
  • 自分の弱点を知るため
  • 自分の得意分野を知るため
  • 集団行動を学ぶため
  • 自分が興味を持てる分野を知るため
  • より高度な知識を後世に残すため
  • 人間らしくいるため
  • 他者の役に立つため

などの理由があります。今、自動車整備の仕事をしている人にとって、学校で学んだ社会の用語は一切必要ないかと思います。しかし、勉強全て、勉強する理由がわからないからといって学んでいなければ自動車整備をするための勉強もできなかったわけで、この世界に自動車整備の仕事しかなければ、自分から歴史学者になることを選ばずに、自動車整備士になることを選べませんでした。数学や物理を先代が研究していてくれたからこそ、自動車整備の仕事があるわけで、100年も前になると現代の自動車は生まれていませんでした。社会は苦手で、興味も沸かないけれど、車やエンジンの構造は難しくても興味を持って取り組んでいけると思えるのも比較対象があるからです。自分の苦手、弱点を知って、得意分野を頑張る糧にできるのも義務教育があったからです。

 

学校に行かなければ集団行動を学べません。長いこと「他人との関わり」を断ってしまうと、人前で恥ずかしい行動をしたり、常識的にはありえないマナー違反な行動を取るようになってしまいます。中学生、高校生のうちから色々な人との付き合いがなければ、どんな行動が嫌がられるか、どんな行動は評価されるか、世の中にはどんな人がいるのかわからないままになるので、将来子どもにとって何のメリットもありません。社会に出たら、その世界はとても広く、容赦ないです。人間関係、人付き合いは時に面倒なものですが、人付き合いがあなたを助けたり、あなたの力を高めたりしていることも忘れてはいけません

 

新しい知識や情報、学術的な知識を後世に残すというのは、生き物としての本分です。イケメンや美少女が持てるのも、お金持ちに人が集まるのも優秀な遺伝子を残したいという潜在意識があるからで、パートナーに自分の持っていないものを自然と求めるのもより強いものを後世の残すためです。美談入りません、生物の世界の常識で、人間でも同じです。人間の場合はそれだけが全てではないのが、他の生き物と異なる点ですが、学校でさまざまな勉強を身につけて優秀な知識を獲得していけば、その人本来の力をより引き出しやすくなるかもしれません。

 

それぞれの子どもが将来どんなものに興味を持って、どんな分野で活躍できるのかは、どんな大人にも分かりません。だから、義務教育を通して子どもに色々な可能性を考えてもらいたいというのが大人の願いです。少なくとも日本では、生まれたときから仕事や身分が決まっていません。その点、たくさんある世界の中には生まれつき就職できる仕事が決まっている国もあります。農家に生まれたら絶対に農家、医者の家庭に生まれたら絶対に医者にならないといけないという世界で、子どもは満足できるか大人が問いてみてください。制約のある国では、農家よりパイロットになりたいと思ってもだめで、ごねても通りません。人の命を預かるなんて重責担えないし、料理人になりたいと思っても、それも通りません。日本ではいろんな学問を学んで、どんな分野で活躍したいのか選んでいいよ、という状況にあることを大人から説明できるようにしましょう。

 

 

仕事で成功する基本は、他者の役に立つことです。縄文時代、弥生時代から人間が集団行動するようになってから、それぞれに役割分担をして、協力しあってきたから組織が大きく成長しました。今の日本は組織が大きくてその役目を担わない人がいてもなんとかなるくらいに、生き物としては強くなりましたが、人の役に立っていないと仕事も富も名声も得られません。生活保護を不正に受けて楽をしている人が名声を得られることはありません。希望通りの富も集まりません。至極その程度のレベルのものしか得られません。それで満足できる人もいますが、向上心のない現状維持は退化です。学校で人の役に立てるくらいの力をつけていないと、現代社会ではお金を稼げません。他者に「ありがとう」と思ってもらえて初めて「お金」が得られるので、早めにその事実を子どもに知ってもらいましょう。お金はありがとうの裏返しですから、お金を投げるような人間を信用してはいけません

 

 

日本に生まれて、日本で育っただけでは、世界がどれだけ広いか知るチャンスは非常に少ないです。この世界には銀河という広大な宇宙空間があり、地球はとてもちっぽけで、でも、人間からしたら地球はものすごく広い世界で、人類が科学を集結しても研究できない世界があることを子どもたちに先に教えてあげないといけません。エベレストもマリアナ海溝もアマゾン流域も未だに謎だらけの世界で、南極大陸もまだ研究段階です。広大な太平洋には10mから30m級の巨大な生き物が未だにうようよしている上、掘り返すのが難しいエネルギー資源の存在も教えてもらわないと分かりません。社会の地理は学校で学ぶととてもつまらないですが、今のようにそれを学ぶ目的から入っていくとちょっと楽しくなりませんか?

 

 

マリアナ海溝の水圧のやばさを理解するには理科の圧力の知識が必要で、潜水艦の制作の難しさを知るには気圧の知識も必要です。マリアナ海溝がどこにあるか、海溝がどういう仕組みなのか身近なものと比較するとどれくらい深いのかは地理の分野をしっかり学ばないと分かりません。もちろん、そこに興味を持てるかどうかは学生によって異なりますが、ただ辞書を読み上げるような指導をされるよりは勉強のモチベーションが高まるでしょう?

 

 

やる気の根本原理と仕組み

人間の脳は報酬や成果がない物事に対してはやる気が起きないものです。報酬に満足してしまっている場合や報酬に魅力を感じない場合にもやる気にはつながりません。そもそも人間のやる気に関係がある「線条体」という組織は「依存」や「快楽」といった反応に関わりがあり、ある程度の報酬を得られて快感を感じた経験もないと報酬に魅力を感じてくれません

 

さまざまな価値判断をする部位である「前頭連合野」は、文字通り前頭葉に位置する部分にあり、ここで価値判断・経験からの行動や思考、計画性、自我の確率、注意力と判断力を司っています。

 

個人の経験から、報酬が得られる行動を判断して、十分な報酬が得られる行動に関しては積極的にやる気を持って行動するというのが基本原理です。勉強することで何も利益も得られなかった体験が残っていると勉強に対してマイナスの印象しか持たなくなり、勉強へのモチベーションが下がっていきます。

 

幼いころに自信をつけさせておくことも大切で、自分で狙った獲物を捕獲する虫取りや簡単なジグソーパズルへの取り組み、ペーパークラフトやプラモデルといったものは「自分はやればできるんだ!」という気持ちを強く持たせることになるので幼少期の取り組みも非常に大切です。

 

 

勉強とゲームの狭間でゆらゆら

さて、スマホゲーム、TVゲームが悪影響があるというお話の真実に迫ります。結論から言うとゲームをしても能力が下がることはありませんが、悪影響が全くないとはいえません。プレイするゲームによっては悪影響がガッツリ出ますので、特に注意しましょう。

 

また、テレビ画面やパソコンの画面から出ているブルーライトは少なからず人体に悪影響があります。脳に直接影響があるという研究結果を私は知りませんが、目に対しては大きな負担があるのは事実です。さらに、長時間じっとしていることで肩や首に負担をかけ、コリを生み、血流を悪くすることは事実です。

 

ゲームには、最初から課題(クエスト)が与えられていて、そのクエストをただこなしていくだけのものもあります。どんなプレイであっても毎回分かりやすい指示が出されるようなDMMゲームズのような仕様のものや、クリック・タップするだけに近いものは子どもにプレイさせないほうが良いです。例えば、プレイルートが決まっているRPGゲーム、選択肢が限定されるノベル系ゲーム、エロゲ、同じコースを走るだけのレースゲーム、慣れてしまうと簡単な音ゲーなどは嗜む程度は問題ないですが、のめり込んでいる場合は引き剥がしましょう。

  • グランツーリスモ
  • MotoGP
  • F1 2016系
  • DIRTラリー
  • NeedforSpeed
  • THEクルー
  • 青鬼
  • のびハザ
  • 美少女ゲーム
  • エロゲ全般(子どもには不健全だし)
  • リズムゲーム
  • オンラインカードゲーム(スマホに多い)
  • 戦国BASARA
  • 無双系ゲーム

(※当方はレースゲームも音ゲー(※マイマイ?とか)もRPGも大好きで、三國無双は呂布で一騎当千・突撃するタイプですが、勉強を重視しないといけない年齢の子どもには向いていないという話です。自制できない人がやるゲームは全てダメです。大人が趣味として楽しむタイプのレースゲームや、大人にだけ許されたエロの世界を堪能するエロゲ、たまにやるとシンプルに楽しくて頭の体操にもなるリズムゲームは子どもが1日数時間とプレイするものではないです。リズムゲームも1度もプレイしたことのない曲でプレイするのは非常に素晴らしい頭の体操になります。レースゲームもルートを覚える訓練になるので、適度にやるのであれば何の問題もないです。)

 

 

自分で考えて自分で生み出していく、自分で解決するまでの道のりをトライアル&エラー(試行錯誤)していくゲームは子どもの能力をガッツリ高めます。自分で考えて、迷って、探索して初めて解決できるゲームはどれだけやらせても問題ないです。もちろん1日10時間もやってたら健康上影響が出ますし、勉強をサボっていればおバカちゃんになります。例えば、オープンワールドのゲーム、答えが何パターンもあるオープンワールドRPGアクションゲーム、自分で自由にものを作ったり壊したりできるゲームは子どもの創意工夫を高めてくれます。

  • Witcher3
  • MetalGearSolid V
  • Fallout4
  • Division
  • HorizenZerodawn
  • PUBG
  • Minecraft
  • Astroneer
  • Slimelauncher
  • PortalKnight
  • Planet coaster

こうしたゲームはプレイする人によってルートが全く変わり、最終地点や最終目的が同じなのは良いとして、その過程を自身で自由すぎるほどに選択できます。最も子どもにおすすめなのは人気加熱しているMinecraftです。血も出ないし、グロくないし、そんなにホラーでもないし。ゲームでしか出来ないものづくり系、ものづくりシミュレーション系のゲームはどんなにプレイさせても良いと、私は考えます。オープンワールドだけど、GTAは除外します。あれは大人のゲームです。当然これらのゲームも1日に何十時間とプレイして良いものではありません。グロテスクな表現や暴力的な描写が含まれるもの(人間の敵を倒す系のもの)もあるので、無難なのはMinecraftあたりです。

 

 

ゲームタイトルも名指しで羅列してますが、実感ありませんか?周りのお友達や自身の子ども、知人や友人の子どものゲームの趣味を思い出してみてください。無双系ゲームばかり、音ゲー”ばかり”やっている方で学業優秀な方いますか?私の周りには、ごめんなさい、1人もいません。エロゲや美少女ゲームは言わずもがな、スマホのオンラインカードゲームやスマホのパズルゲームにドハマリしている人で学業優秀な方も、ごめんなさい、1人も見たことありません。

 

 

勉強のやる気を減らしてしまう要因にもう一つ、ゲームは人間の承認欲求を簡単に満たし、達成感や満足感が簡単に得られるように出来ています。ろくな努力という努力をしなくてもホルモン分泌的には満足した気になってしまうため、勉強や仕事、作業を経て、十分な経験を積んで得られる達成感を満たすまで我慢できなくなってしまいます。経験の少ない幼い子供のうちからスマホゲームなんかをやらせてしまって、「我慢したり、地道な努力をしたりしなくても満足できるものなんだ」と思わせてしまったら、それを挽回するのは正直難しいです。完全にゲームを除外するしかありません。

 

 

高校生や中学生くらいの学生であれば自制はそこそこ聞くかと思うかもしれませんが、高校受験を乗り越えてもいない学生では本当の我慢強さを知っている、試練を乗り越えるほどの努力を経験しているとはいえませんので、中学1年、中学2年くらいからスマホを買い与えるのは正直残念すぎです。中学生からスマホを買い与えられた学生の9割は成績が伸び悩みます。一時的にでも必ずスマホ依存の状態になって、時間の無駄をします。

 

 

それもまた人生経験ですが、一番学業に専念して結果を出しやすい時期をムダにすることはありません。他のお友達がスマホを与えてもらっているからといって、買い与えるのは避けましょう。スマホを簡単に与えてもらえているレベルの人と一緒のレベルにならないほうが良いです。スマホいじっている時間に勉強するほうがいいことくらい、バカでもわかりますよね。息抜きの方法がスマホしかないなんて考えるオバカさんもいるわけないですよね。

 

 

スマホをいじらせるくらいなら、スペックが低くてもパソコン触らせたほうがいいです。スマホは家庭内で目が届く所で操作させればコントロールしやすく、アクセスできるサイトもスマホより制限しやすいです。キーボード操作に慣れさせれば将来的にもメリットがあり、これからの時代にも素早く対応できます。スマホのフリック操作とかいらないです。高度で複雑な操作を全てスマホのスペックでできるとは正しい知識があれば考えません。スマホは耐久性も持って2年です。

 

 

ちゃんとしたパソコンならメンテナンス次第で5年でも7年でも持ちますし、自作すればアップグレードもしやすいです。パソコンに慣れていないと結局は仕事にならないので、子どもの将来のことを考えるならばスマホよりパソコンのほうが良いです。iPhoneはだいたい8万円+通信料金がかかってだいたい16万円はかかると思ったほうが良いです。16万円あったらドスパラでそこそこ良いスペックのデスクトップPC買えます。

 

 

中学生のうちにスマホを与えてもらって、家族との連絡がどうしても必要ならばそれでももちろん良いのですが、スマホを連絡手段として正しく使えても、マルチタスクや効率的な作業、暗記のサポートや勉強サポートに使いこなせている学生はほぼいません。学生の本分を忘れないように、スマホやスマホゲームが及ぼすメリット、デメリットをその子の精神レベルに合わせて考えてから、スマホを与えましょう。

 

 

当然、勉強のし過ぎも体に良くないですが、ゲームのし過ぎもよくないです。物事は全てバランスよく、ね!

 

 

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Posted by 管理人