これからの学習塾に求められていること&新規塾設立への情報無償提供

2018年6月11日

結論から言えば、二極化しています。成績最上位を狙い、常に生徒に負担を強いて知識を叩き込むスタイルでやるか、不安定すぎる学習環境と家庭環境のクッション役として、生徒のメンタル、学習、倫理などをバランス良く教えるかのどちらかです。勉強するだけの学習塾は今後必要なくなります。iPhoneアプリなどの動画授業があれば指導は十分で、わからないところの質問だけならだいたいネットで解決できます。意外とドリンク飲み放題の自習室などは需要が高いですよ。

 

 

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どちらかに特化すべき

裕福層に特化して、ガンガン受験指導したいんだったら、家庭教師を専業にしましょう。お金持ちの家庭は子どもをわざわざ送迎までして、手間をかけて塾に行くというスタイルを好みません。先生を家に招いているというステータスも欲しいので、服装はスーツか、かなりおしゃれにし、結果も出し続けないといけないので大変です。

 

裕福層の場合、子どもの興味関心、本当にやりたいことなどを、子どもが我慢して親の言うとおりに耐えている場合が多いです。本当はドラムやベースをやりたいけど「親がああいう音楽はだめだ、クラシック、バイオリンかピアノにしろ」というからできないみたいに、裕福層は裕福層で難しいものです。

 

子どもの生活サポートもして欲しい場合は、子どもが帰宅してから夜間まで親が働いていて子どもの面倒を見れない状況になっている人が多いです。そのため、自然に生徒が自分の足で、自転車で教室に来て勉強していくようなスタイルになります。子どもが疲労困憊になっていることも多いので、勉強もそこそこにサポートし、子どものケアに時間が必要です。

 

下剋上を目指すような感覚が必要で、お金がなくても勉強するための知識、環境は十分整ってますので、スマホの有効活用、ドリンク飲み放題、おやつ食べ放題など「放題系サービス」を賢く活用しましょう。成績上位者はきちんと報われると理解させるため、景品などを用意するのもおすすめです。成績上位者が出れば教室の宣伝にそのまま好影響です。

 

 

貧困ビジネスに限りなく近い

多くの個人塾は、あまり収入がない家庭の学生を預かることになるはずです。社会的にそうなっているので、裕福層の学生をあえてターゲットにするのはやめておきましょう。本当に裕福な人は子どもを学校に通わせる感覚だけでなく、キャンプやアウトドアに1年親子一緒に出かけるなど生活スタイルや価値観が違いますので。

 

中途半端な裕福層、なんちゃって裕福の家庭は、子どもが相当抑圧されている場合が多いです。年収500万円から1000万円の家庭は決して裕福ではないです。社会的にはかなり他人のmウェおきにしないといけず、家を持っていても家庭内が平穏かどうかは白書を見てみるとわかると思います。

 

言葉が悪いですが、貧困、低収入、余裕のない家庭は多いものです。最初からそうだったのではなく、結婚して子どもを生んだときにはそんなことはなかったんです。時間がたった今になっての社会が狂いすぎて、生活が苦しい状態になったせいです。多くの責任は政治にありますが、嘆いていても仕方ありません。

 

これから新しく学習塾を始める方は、年会費とか入会金などは取らないようにしましょう。時代遅れの感覚です。契約手数料を取るのはヤクザみたいな会社くらいで、大きい会社で言えばソフトバンクのような資産のある会社がお客さんに書類を作成するコストすら客に負担させるという狂った状況なわけで、ずれたサービスは必ず廃れます。

 

教材費についてはまちまちですが、教材費で利益を出そうとは思わないでください。これも時代遅れです。相談の時点で教材費に数万円かかるようならば、学生自身もスマホサービスの「スタディサポート」とかを月額1000円くらいで受けられるようにしたほうがいいからです。年間6000円で充実した教材を使えるようになるサービスもあります。教材費はぼったくりです。

 

基本的に、お月謝のみの経営でやっていけるような仕組みを考えましょう。貧困層の人は、通い放題とか、無制限という言葉が大好きです。だから貧困から抜け出せないのもあるのですが。そのため、1時間1000円回数制のような仕組みにすると、本当に勉強がわからないときにしか通ってこなくなるので、節約されてしまって教室の売上は落ちます。

 

通い放題にすると、生徒が異常に長い時間教室に来て困るかもしれないと思うかもしれませんが、実際にはそんなに通ってこれません。どんな学生も通いに来る時間はどうしても午後からですし、学生によっては「今日は勉強したくない」という気持ちも当然生まれます。毎日勉強したい!という学生の方が少ないです。

 

通い放題にしても結局はだいたいの日程調整をするので、週3日1人3時間は滞在すると考えて、お月謝を設定しましょう。この場合、休憩時間を含めると生徒が勉強に費やす時間はせいぜい2時間くらいです。授業形式ではなく、個別指導形式で生徒がどんどん自分のペースで、たくさん練習をこなすという勉強をサポートするのが良いでしょう。先生の負担はそんなにないです。

 

 

ニーズ&求められていること

学習塾や学童を運営できる人に求められているのは、子どもの面倒を長時間みて、本来は親が指導すべき道徳やモラル、学習塾としての役目として学習サポート、試験対策、子どもの食事や生活支援です。勉強しか見ないというスタイルは、100%進学対応になっていくので、子育てに困っている人が頼る一般的個人塾では、家庭のサポートをするものと考えたほうが良いです。

 

いくら働いても収入が上がらず、いくら努力しても結果が出ていても生活の向上にそれが反映されない今の日本社会では、子どもの成長に伴って家族の負担は増えすぎてしまいます。子どもが知る世界、求める世界は昔に比べると多くなっているので、お金がない家庭の子どもはその時点で可能性が減っていきます。

 

新しいゲーム、新しい遊び方、SNSサービス、スマホツールなども少しでも多く若い学生のうちに触れさせておくのが一番です。言葉で言えば「新時代の寺小屋」という感覚で生徒を預かるのが最も求められていることです。

 

多くの学習塾では勉強中にお菓子、飲み物禁止になってますが、自宅で自分で勉強する子どもはお菓子食べながら、お茶飲みながらでも勉強します。学習塾や学校でやっている時代遅れの古いマナーとか、古い人間の言っているずれたルールは排除しないと学習塾としても学生からの信頼は受けないです。

 

時代遅れは廃止して、新しい感覚、あってよいルール、なくて良いルール、自由を享受するための責任、自己管理出来る人にのみ許される自由など、大人でも難しい取捨選択を学ばせてあげないといけません。そうしないとモラルの低い行動を取るYouTuberなどが増えて世の中が困って、非常に迷惑します。

 

 

開業時に必要だった書類

個人塾を開業するときに必要だったのは以下のような書類です。難しい免許などはないですが、結局は親からの信頼、生徒からの信頼がないと続きません。

 

  • 個人事業開業届(税務署へ)
  • 青色申告承認申請書(税務署へ)

 

これ以外に提出すべき書類はありませんでした。あとは、個人で集客して、どんどんカリキュラムを組んで指導していくだけです。これらすべてをやるのは大変ですが、それをやるのが個人事業ですから。会計処理も確定申告も個人でやります。

 

 

必要資金は

今のアパートの一室、自宅兼事務所のようなスタイルで始めるためにかかった資金は次のとおりでした。

 

  • 場所代月35000円(敷金礼金あり)
  • 机やイスなど20000円くらい
  • 教材づくりのためのパソコン40000円
  • プリンター5000円くらい
  • 広告やポスティング10000円

 

場所代はそんなにかからず、設備もほとんどかからずに、一室を入れば教室、外からはアパートという状況にしました。お金、毎月のランニングコストはほぼかからないので、あとは売上につなげていくだけです。この仕組みならあとは生徒が通ってきてくれるようになれば、多大なサービスを提供していけます。

 

もし、無駄に高い場所に事務所を構えていたら、生徒に手厚いサポートをする余裕はなかったでしょう。また、場所代の支払いのために資金繰りをする必要が出てきて勉強とは関係ないところで苦労することになったでしょう。

 

 

そもそも先生に向いているか

講師には外見的にある程度満たすべき条件があります。特に、顔の第一印象で不快に感じられてしまうことがないようにする必要があり、目付きが悪い、ナルシスト、自己満足系の先生、かっこつけただけのスタイルの先生は個人塾でもどこでも受け入れられません。

 

清潔感がない、物事を勘違いしている人、他人を常に見下している人、発言を選べない人は絶対に先生という立ち場に立ってはいけません。たまに、バイトの塾講師でうまくいっていたと勘違いして、あまり塾経営は大変じゃなさそうだと事業を立ち上げて、結果勘違いのままろくに努力もせず、泥臭い地道な地道な業務を怠って失敗し、生徒も迷惑するということがあります。

 

先生という立場の人に傲慢さやうぬぼれなど必要なく、パット見た時点で不潔で触りたくない、触られたくないと思われるようなら向いてないです。大勢の前に出る仕事ですので、生まれつき目つきが悪い人はそれだけで生徒からも勘違いされてしまいます。目つきだけで本当はものすごく優しくていい人なのであれば、それが理解してもらえるような服装や話し方を身につけましょう。

 

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Posted by Genussmittel管理者