くろ玉・ごるふまん・柿玉を食べてみた【澤田屋|甲斐銘菓】3種類の味比較

山梨銘菓の一つ「澤田屋のくろ玉」と、同系列のシリーズ「ごるふまん」及び新作・期間限定「柿玉」の3つの味や見た目を比較・レビューしました。柿玉は2024年1月時点では発送に対応しておらず、「くろ玉」と「ごるふまん」は5個ずつ入った商品があり、発送にも対応しています。

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くろ玉

青えんどう豆から作られる「うぐいす餡」を羊羹で包んだもので、一部の界隈では呪術廻戦の呪霊玉とも呼ばれて注目を集めています。1929年(昭和4年)に生まれたそうで、今から約95年前、もう少しで100年が経つ伝統の銘菓です。

見た目は真っ黒、価格はお手頃で澤田屋の本店では1個150円くらいだったと思います。中身の豆由来の甘さと羊羹のツルンとした味わいが印象的でお茶菓子に最適。渋めのお茶、コーヒーや紅茶にも合う甘いけれど甘さ控えめで柔らかくて食べやすいあんこ入り羊羹です。

丸いのに自立するのでお茶菓子として提供しやすく、包丁でもきれいにカットできます。

ごるふまん

「ごるふまん」は、ミルクと栗の入った黄身餡をチョコレートで包んだもので、1958年(昭和33年)に、ゴルフコンペの景品を作ってほしいと頼まれたことから生まれた製品だそうです。見た目は真っ白でまん丸く、気温の低い冬季限定の商品です。

口に入れてすぐはチョコレートの甘さが際立ち、後半は栗の風味と少しぱさっとしたおまんじゅうのような味があり、時々黒糖のような甘味を感じる自己主張控えめな雰囲気で半分こにすれば甘さも適度で食べやすく、くろ玉と同じく柔らかくて食べやすいです。

粉っぽさはほとんどなく、和菓子らしい栗の甘さが広がります。1ヶ月に製造できる数に限りがあるため、月末よりも月初のほうが買える可能性が高いです。

柿玉

柿玉は、南アルプス市「勝の果樹園」の干し柿(ころ柿)とあんぽ柿を2種類あわせた餡を使用し、甲府市「五味醤油」の米麹甘酒ソース(金箔入り)をかけて頂く形になっています。季節の玉菓子シリーズのひとつで、期間限定のレアな玉菓子。

あんぽ柿ところ柿の味が強くなってくるのは後半で、最初は甘酒ソースの味が強いです。甘酒ソースの味が薄まり始め、柿の味わいが出てくるほんの一瞬、刹那のマリアージュがとても雅で上品な味になっており、柿玉だけでは味のインパクトがなく寂しく、甘酒ソースは主張が強すぎるのでこれもまらもどかしい感じ。

柿玉は澤田屋本店の店舗で1個から入手できます。期間限定商品で一瞬で(1ヶ月持たないかもしれない)なくなってしまう季節商品です。一年間味わえる「くろ玉」とはまた少し趣の異なる味わいを楽しめるでしょう。

しっかりきれいな球体で美しく、やや黄金系の色をしていて、金箔入りの甘酒ソースがついてくるためお正月に特に最適。また、縁起もよく「勝の果樹園」という名前の果樹園で作られた柿を使用しているため、年始の勝負事や受験を控えた方への贈り物にも最適。

玉のように丸くて美しいのに転がらず、「勝」の名を冠する果樹園から生まれているため必勝祈願にもおすすめかも。個人的に甘酒ソースはかけないか、ほんのちょっとだけ付けて食べるだけで十分だと思います。

季節の玉菓子もぜひ

他にもキャラ玉、抹茶玉、ショコラ玉、栗玉、檸檬玉などが作られており、季節ごとに様々な味を堪能できます。澤田屋のInstagram(https://www.instagram.com/sawataya/?hl=ja)をチェックしておくか、季節が近くなったら澤田屋本店(https://maps.app.goo.gl/oXoZxtddYCYPg1He6)へこまめに足を運ぶと良いでしょう。

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Posted by Genussmittel管理者