スマートグラスの注目&人気製品・6選を比較と実態把握【近未来ウェアラブル】
ウェアラブルグラス、スマートグラス、ウェアラブル・メガネとも呼ばれるメガネ型の装着端末は、初期の頃は10万円~20万円と高額でしたが、近年は1万円~3万円でも入手できるものが増えてきており、いよいよ生活にも、テレワークにも身近なアイテムとなっています。ここでは注目製品6選を比較・評価、備忘録としてまとめます。
注目のスマートグラス6選
以下、2021年現在購入可能、かつ、そこそこ安くて購入しやすいスマートグラス製品です。おすすめできるかどうかは、なんとも言えない感じのものから、十分使えるものまで。激安中華製やクラウドファンディング系のものは紹介するに値しないので除外します。※中華製でも一定の金額を超えるものは使えます。
良い製品なかったので
写真は載せません
JINS MEME
JINSからお手頃価格で発売されている「JINS MEME」ならば健康管理やアバターモーションなどは可能ですが、動画撮影はできません。アプリを使うのにサブスク登録が必要で年間5,000円かかるので、実質意味がないスマートグラスです。
動画は撮影できない、健康数値の把握ができるだけなのであれば、メガネ型にする必要が一切ないです。安くて、話題性はあるけれど、ユーザーニーズに答えられていない製品です。料理しながら、運転しながら撮影ができるのが魅力のひとつなのに、それがないなら…別にどうなんだろうと…。
メーカー | JINS |
価格(税込) | 19,800円 |
動画撮影 | ✕ |
デザイン性 | ◯ |
重さ | 約26g~28g |
欠点 |
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製品カタログURL:https://jinsmeme.com/files/jins_meme_catalog.pdf
RAZER ANZU SMART GLASSES – レクタングルデザイン
ゲーミング界隈で有名なメーカーですが、スマートグラスと言うより、マイク・イヤホンをメガネに入れただけで、ディスプレイはなし、カメラもなしというスマートグラスとは言えない製品です。地味に重いのと、機能が少なく、謎に耐水性もついているためデスクで使用する際に必要か?という印象。
デザインも悪くはないですが、ニーズに答えられているわけではないです。RAZERなら分かると思うのですが、ゲーム内のマップとか、インベントリとか、ゲーム内で操作できるドローンの映像とかをスマートグラスのディスプレイに表示させて遊ぶ、みたいな使い方ができなきゃゲーミング語れなくないですか?
メーカー | RAZER |
価格(税込) | 24,880円 |
動画撮影 | ✕ |
デザイン性 | ◯ |
重さ | 約50g |
欠点 |
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製品カタログURL:https://www2.razer.com/jp-jp/store/razer-anzu-smart-glasses
Bose Frames Tempo
スポーツガチ勢の方が使うにはちょっとおすすめできない機能で、音楽を聴きながらスポーツしたいならスピーカーで流すか、骨伝導イヤホンで良い上に、スポーツガチ勢なら激しい運動中に落下することを当然想定するので、音楽とか聴きながらやらないです。
使っていて耳やこめかみが痛くなりやすいとか、レンズの度がないようなので、メガネとイヤホンセットなら嬉しいかなという希望も打ち砕かれ、スマートグラスとは言えないです。
心拍やバイタリティ数値、時間、マップなんかがディスプレイに表示されてなかったらスポーツ向けのスマートグラスは語れなくないですか?ニーズを間違えているというか、使用できる状況が限定的すぎます。
メーカー | BOSE |
価格(税込) | 33,000円 |
動画撮影 | ✕ |
デザイン性 | ✕ |
重さ | 49.89g |
欠点 |
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製品カタログURL:https://www.bose.co.jp/ja_jp/products/frames/bose-frames-tempo.html#v=bose_frames_tempo_black_row
YUHO-C
メガネとイヤホンをセットにしつつ、通話もできると謳っているこちらの製品は、価格の割には良い感じです。ただし、肝心の音楽再生は4時間しかできない、レンズに度が入っていないということと、午前中仕事に使ったら充電を挟まないといけません。
度が入ってないレンズなので、充電中は目が見えないし、充電をちょいちょい挟まないといけないのであれば、使い勝手が悪いです。デザインは非常によく、おしゃれすぎるくらいで、とても魅力的ですが、骨伝導イヤホンの上位版とも言えそうで、ちょっと届かなかった感じ。
メーカー | ZeroBoss |
価格(税込) | 8,888円 |
動画撮影 | ✕ |
デザイン性 | ◯ |
重さ | 38.5g |
欠点 |
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VUZIX M300 Smart Glasses
これを生かせる現場は相当少なく、せっかくある機能が、スペックが追いついていなくて使えないので、無理してつけている機能という感じが否めない。おすすめすべき製品ではないが、知らずにおすすめしているメディアもちょいちょいある。
メガネをかけている人は重ねがけが実質無理で、使い物にならない。価格は安いけれど、なんのための機能なのかいまいちニーズから、要求スペックからずれてしまっていて、惜しい製品。
メーカー | Vuzix Corporation |
価格(税込) | 29,700円 |
動画撮影 | ◯|970万画素 |
デザイン性 | 微妙 |
重さ | 本体70g程度?660g |
欠点 |
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BT-35E|MOVERIO
EPSONのMOVERIOの中で、生活防水があって、カメラ機能があるのはこのBT-35Eでした。用途は主に業務用と言った所で、個人が利用するにはちょっぴり高いのと、使用用途が結構限られちゃうので高い買い物になって、結局使わなくなるパターン。
メガネにコードがついているので左手が引っかかればメガネはずれるし、傾くし、操作性は良くはない。度は入っていないタイプのスマートグラスなので、主に目が悪い人向けではなく、本当業務用。業務用で、限られた環境では使えます。
メーカー | EPSON |
価格(税込) | 87,978円 |
動画撮影 | ◯ |
デザイン性 | 微妙 |
重さ | 119g |
欠点 |
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製品カタログURL:https://www.epson.jp/products/moverio/bt35e/spec.htm
スマートグラスでできてほしいこと
メガネ型にするということは、視力が悪い人が普段装着しているメガネに追加の機能がついて、軽量で使えるという所に価値があります。普段メガネをしない人がメガネ型ウェアラブルをつけるとなっても鼻や耳が痛いし、つけるのがめんどくさいし、重たいと感じる上に、目が疲れて頭痛までする始末。
- 度入りのレンズであること
- 動画や写真撮影ができること
- コードはついていないこと
- スマホと連携はどっちでもいい
- そこそこ軽いこと
- ディスプレイ機能があること
スマートグラスは、人の目の代わりになるものなので、動画や写真撮影ができないと話にならないです。盗撮や悪用はもちろんダメですが、料理する時の手元撮影、自転車乗車中のマップ表示(車は危険すぎるのでNG)、サイクリングの様子の動画撮影など両手がふさがっていても、普段つけているメガネに機能追加することでできるようになる機能が必須です。
コードがついていると業務用でも手が引っかかるし、メガネは傾くし、ひっかけると引っ張られて高額なスマートグラスを落とします。
軽くないと耳が痛くなってそれどころではなくなります。
いくつかテスト利用を数時間したことがあるのですが、やっぱり重いのと、耳にかかる部分がでかいので結構痛いです。あと、目がすごく疲れるし、熱を持ってあったかくなる(下手すると熱い)し、まだニーズに技術が追いついていない感じです。
それ、イヤホンでよくない?
メガネからステレオで音が出ます、っていう機能は、他の人に音が漏れるという意味で、スポーツ中でも料理中でも作業中でも求められていないというか、日本ではマナーの問題にもなってくるので、それじゃあ、骨伝導でいいじゃんねって話ですし、イヤホンでいいじゃない?
本ページで掲載したいるのかいらないのか分からないけど機能としてはついている製品は、進化の過程で生まれた何かかと思いますが
目とメガネの代わり
であることを理解できているスマートグラスが非常に少ないです。
これらのスマートグラスを、まるで新時代!みたいな紹介をしている雑誌もメディアもありますが、おそらく使った経験もなければ、触ったことすらないライターが書いてます。その機能、本当にいるの?使えてるの?と考えた時に、ちょっと違う…という状況が今の段階のスマートグラスです。
それだったら探偵用のカメラ付きメガネの方がよほどマシです。まだ一般人の手元に高機能なスマートグラスが届く時代にはならないでしょう。