突発性虚血心不全(急性心臓死)とは

2023年6月4日

突発性虚血心不全は、突然死の死因として最も多いとされ、正式には、虚血性心疾患、急性心臓死ともいわれ、狭義には狭心症や心筋梗塞、広義には致死的不整脈や高血圧性の心疾患などから起こる「心臓発作」と考えて良いでしょう。突発的に起こるため、瞬間死、頓死(とんし)、予期せぬ死とも呼ばれます。

心臓発作

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主な症状

引用(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/kansatsu/kiso/kyushi.html)

虚血性心疾患の症状
1 典型的な場合
胸痛ないし胸部の苦悶感、肩から上腕にかけての痛み、悪心・嘔吐、場合によっては下顎痛、歯痛。高齢者では腹痛や腹部不快感などもあります。症状が続くと全身の熱感や発汗が強くなります。これは心臓の動きが悪くなり、それを防ぐために自律神経の交感神経が作動して闘争的な生理状態となるためです。

2 短時間(多くは1分以内)で急変し死亡する場合
仕事中、歩行中、乗車中、テレビを観ているときなどの安静時、用便中あるいはその直後、就寝中(まれに性行為中)に突然倒れて意識消失(失神)し、反応が無い状態となります。時として甲高い鼾(いびき)や悲鳴のようなうめきを2、3回発したり、口から白色、時にはピンク調の泡(あわ)を出すこともあります。

甲高い鼾は、心停止による脳虚血により舌がのどに落ち込むため、終末呼吸が鼾のように聞こえるのです。ちなみに脳出血(脳溢血)では鼾が長く続きます。口から泡を出すのは急性左心不全による肺水腫のために起こります。

映画やドラマなどで見かけるような心臓発作のイメージでだいたい間違いないですが、呼吸までできなくなるのではなく、心停止による失神がはっきり見て分かる症状です。

 

この心臓発作が発生した時に、救助できる人が身近にいれば助かる可能性がありますが、自室で就寝中だった場合や職場で一人で残業していた場合には気づかれないまま息を引き取るという状況になります。

 

救助(胸骨圧迫・心臓マッサージ)できる人が近くにいたとしても、発症から気づかれるまでに10秒から30秒、症状を理解して心臓マッサージをし始めるまでに50秒とかかっていると心停止から1分かかってしまう上に、救急車を呼んでいるうちに危機的状況に陥る場合もあります。

 

どうすれば助けられるのか

意識がある場合

即座に、迅速に行動を開始し、バイタルサインの確認(首元で脈があるか確認)して、心停止がはっきりしたら、すぐさま心臓マッサージを開始。同時に救急車119番して、命をつなぎましょう。電話できる人がまわりにいない場合は、片手で心臓マッサージをするか、119番に発信してスマートフォンのスピーカー状態で心臓マッサージをしながら通話しましょう。

 

意識がない場合(就寝中など)

明らかにおかしな「いびき」があったら、過信せずに脈を確認しましょう。ぜんそくのような呼吸をしていたら早めにバイタルサインを確認し、脈がなかったら同様に、救急車119番にかけて、スピーカーで通話しながら心臓マッサージを行いましょう。

 

就寝中ベッドの上だと圧迫が足りない場合は、床におろして上げたほうがよいかもしれません。圧迫が足りないと心臓マッサージの意味がありません。同じベッドにいても、就寝中の発作は気づかない場合が多いとされています。助けられたら奇跡です。

 

心停止の救命率

出典:日本AED財団

こちらは、日本AED財団より、突然心臓死の救命率です。最初の1分、5分の段階でどれだけ救命処置ができるかで救命率が変わります。発症からすぐさま救助を開始しても、患者が医師の所に届くまでに約10分から15分かかります。

 

まさに1分、1秒の差で生き残れるか、救助できるかに差が出ます。

 

救命:胸骨圧迫の復習

今一度、救命処置の手順(春日・大野城消防本部)を確認しておきましょう。日頃の訓練や処置の確認が、あなたの大切な人を助けます。

 

 

 

 

 

【胸骨圧迫だけの心肺蘇生法】

心臓病センター榊原病院

https://www.sakakibara-hp.com/about/event/resuscitation/

 

緊急時には

あなただけ

頼りです

 

突然死を防ぐには

世間でよく言われるバランスの取れた食事と運動習慣、ストレスを減らした生活を心がけるのが一番ですが、それでも発作が起こることはあります。100%防ぐことはできません。

  • 塩分の少ない食事を選ぶ
  • 栄養バランスの取れた食事をとる
  • 禁煙・減煙する
  • 禁酒または飲酒を減らす
  • 健康診断をちゃんと受ける
  • 血圧を定期的にチェック
  • ストレスの少ない暮らしを選ぶ
  • 適度なスポーツを欠かさない
  • できるだけ肥満を避ける

仕事においてのストレス、競争、努力のしすぎ、働きすぎ、過労、まじめすぎる、せっかち、短気な人は特に、気持ちを入れ替えて、ゆるすぎるのでは…と心配になるくらいの生活をして大丈夫です。

 

出典

公益財団法人 日本心臓財団

https://www.jhf.or.jp/check/opinion/category/c4/

東京都 福祉保健局

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/kansatsu/kiso/kyushi.html

東京医科大学 国際医学情報学分野 医学英語用語集

http://www.tokyo-med.ac.jp/dimc/term/cs.html

日本AED財団

https://aed-zaidan.jp/knowledge/index.html

総務省消防庁:平成30年版救急・救助の現況

https://www.fdma.go.jp/publication/rescue/post7.html

平成29年版 消防白書 5.救急業務を取り巻く課題

https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h29/chapter2/section5/45985.html

日本ACLS協会ガイド

リンク

 

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Posted by 管理人