なんとなく体調が悪い原因と対策【とにかく調子が悪い&原因不明】
病気も持病もなく、原因もよく分からず、なんとなく体調が悪いのには多くの場合、原因があります。西洋医学的な対処より、東洋医学的な視点で対処すると解決することもあれば、もっと基本的なことが原因になっていることもあります。人間は弱いので、自分が強い生き物だと勘違いしないようにしてください。
- 適切な睡眠・食事・運動
- まともな仕事(転職)・まともな恋愛
- 良好な人間関係の構築
- 飲酒と喫煙を減らす
- 身体を温める
- 適度に遊び、適度に笑う
多くの場合は、こうした基本的な対処で、なんとなく原因のよく分からない体調不良はなくなります。また、生き物として考えれば何の不調もない状態の方がおかしいので、突発的な1つ、2つくらいの小さな不調はむしろ健康の証かもしれません。生活に支障が出るほどの体調不良がある場合は、すぐに医師の診断(一般内科・心療内科)を受けて下さい。
女性の場合は生理前、PMS、妊娠、更年期なども疑いましょう。男性もがんの予兆や難病、更年期、精神病などを疑い放置しないようにしましょう。
よくある「なんとなく体調が悪い」時の原因
自律神経失調症、不定愁訴などなんとなく体調が悪い症状は医学的にいろいろな呼び方や診断がありますが、症状がきつい場合には医師に相談して対症療法的な処方箋ももらいつつ、原因を徹底的に洗い出して、原因を排除しましょう。
フツーにやってる作業が重すぎる
人は慣れる生き物ですが、慣れすぎて感覚が狂うこともよくあります。世間一般では、仕事ができる人のほうが優秀といわれますが、それは現代社会のズレた感覚の一つです。営利企業にとって収益をあげる人を仕事ができると評価し「優秀」とタグ付けすると得だからです。
責任が大きく、作業量も多く、欠かせない過程の仕事なのに評価されていないけれど、それに慣れてしまっている、または、その作業量でその報酬が妥当だと常識改変させられていて、飼い慣らされていると「異常」に気づけずに心を病みます。そういう現代社会が毒になっているケースが非常に多いので、仕事量を客観的に見直して下さい。
眠れておらず、脳が休めていない
体感で寝れてはいても、眠れていないケースは現代人に多いです。睡眠は「脳を休める」ことと「身体を休める」ことの他にも色々な生命維持に必要な要素です。ストレス過多で娯楽を求め、スマホを見すぎて眠りが浅く、目覚まし時計で無理やり起こして仕事してたら家畜と一緒です。
営利企業にとってはその方が都合が良いので、それが当たり前だと催眠されているようなもので、常識を疑いつつ、あなたに必要な睡眠のタイミング、睡眠時間、睡眠環境を見直して下さい。慢性的な睡眠不足はいつか大きな事故を招きます。
満腹食べていても「栄養素」が不足している
お腹いっぱい食べていても、栄養素不足になっていれば、体調は悪くなります。現代社会は、炭水化物と脂質は容易に摂取できますが、ビタミン・ミネラル・タンパク質は不足しがちです。あなたが思っている以上に、野菜や魚介類を摂取して下さい。
サイゼリヤやコンビニのおにぎりを写真で撮って後から見返すと、栄養の偏りは一目瞭然です。飢えをしのぐだけでは原始時代を乗り越えたに過ぎません。サプリメントでもよいので、ビタミン・ミネラルをちょっと多めに補給してください。
また、業務スーパーのものでいいので、魚介類・タンパク質をしっかり摂取して下さい。また、1日3食不要な人もいますので、各自に適した食事回数と食事量を把握しましょう。
疲れすぎて「運動」していないので血流が悪い
家事や育児、仕事に忙しく、何も考えずに身体を動かせていない現代人は異常に多いです。最近は、好きな運動を楽しめるだけで、かなり人生余裕がある方だと判断されるくらいですが、本来はもっとカジュアルに運動を楽しめるものです。
人間的で文化的な最低限度の暮らしには適度な運動も含まれるため、運動すらできない状態は、病気ではなくても心身が異常な状態や環境にあると考えて良いです。仕事だけで精一杯な状態が本来おかしいので、生活や環境を見直しつつ、ほんの10分でもいいので何か運動をしてみましょう。
筋肉はすべてを解決します。運動をして筋肉を動かせばホルモンも分泌され、血流も改善されます。精神的に疲れていて運動できないでいる場合は、頭を空っぽにしてとりあえず運動することで体調不良が改善されるきっかけになります。
背骨や肩や骨盤まわりのバランスが悪い
仕事が忙しすぎて、運動不足になって筋力が低下すると、骨格を適切に維持できなくなったり、習慣づいた動作のために身体が歪みます。これは一部の神経を圧迫したり、血流を悪化させたりするため肩こり、頭痛、腰痛の原因になります。
人間の身体は、右手で長時間スマホを持つような行動を想定して作られていません。習慣づいた行動に合わせて身体が変化すると、そこから異常が連鎖して体調不良につながります。これは運動と習慣の改善である程度解消できるはずです。まずは自分の行動と姿勢を客観的に見て、できる所から改善しましょう。
金銭不足による慢性的ストレスは毒になる
現代人にとっては「お金」が、原始人にとっては「不漁・不作」が続けば、飢えて死に至るのでストレスに直結します。慢性的なストレスは「毒」です。
現代を生きるにはお金が必須で、仕事が必須です。労働環境がブラックで、能力に適さない仕事で、作業量が多くて、お給料が少ないと当然、営利企業は儲かり、あなたは生命線ギリギリで飼い慣らされます。頭では分かっていても、この現実を変えられないでいると自尊心やプライドもありますので、心から病んでいき、慢性的な体調不良を引き起こします。
お金がないと遊ぶこともできず、インスタやFacebookのキラキラした世界に嫉妬して劣等感を感じてしまい、お金を使った遊びやSNSでのイキリが必要になってしまうのは、本来の人間には不要なことです。それで儲かるのは営利企業なので、負のスパイラルに巻き取られないように、自分の置かれた環境を客観的に見直して下さい。
長期間孤独でいることは精神を病む
宇宙飛行士でもレンジャーでも長期間の孤独は精神を病みます。どんなに訓練を受けていても、長期間、孤独でいるのは心身に悪影響があります。現代社会では、会社や通勤途中に「ニンゲン」らしき存在は大量に見かけますが、それらは関与しない限りただの景色なので、孤独を埋める存在にはなりません。
友だちと家飲みする、パートナーとお出かけする、気を遣わない相手と笑える話をするなど、コミュニケーションを取れる関係と環境が、人間には必要です。東京のような場所にいると人はいるので、物理的に孤独は感じなくても、精神的には孤独な状態になっていることが多いです。
ペットの犬猫ではカバーできないことも多いので、気楽に関われる人間の仲間は大切にしましょう。
人間の三大欲求を舐めてはならない
現代人は、人間が生き物として持っている三大欲求を舐めています。倫理や常識、社会的責任などから当然守るべき一定のラインはありますが、人間の三大欲求は、人間が動物として必要なものだから備わっており、現代人も進化していないので動物的な欲求を持っていて、理性で抑え込まれています。
教育、社会的環境などで理性や常識を形成し、欲求のコントロールや抑制が可能でも、完全に遮断して耐えられるようには、人間はできていません。スキンシップ不足もなんとなく体調が優れない原因になっていることはよくあります。
飲んでいるお酒の量が多すぎる
お酒に強く、お酒をいっぱい飲んでも酔わない人ほど、お酒の摂取量が増えます。現代人は、日頃の食事からの塩分摂取が多く、珈琲からのカフェイン摂取もあり、ストレスも多いため、フツーに生きるだけでも肝臓にはかなりの負担がかかっています。
お酒に強い人はそこにさらにアルコール代謝という肝臓にとっての過剰労働を強いるため、いつまで経っても肝臓が休めない状態が続いて、内臓から限界を迎えていきます。この時、初期の症状としてなんとなくいつも体調が悪い状態が続きます。お酒を毎日飲んでいる人は量に関係なく、警戒しましょう。
タバコもコーヒーもお酒も本来の生命維持には不要です。
水分が足りていない
春の終わり、秋の始まりは気温もほどほどで、あまりのども渇きません。のどが渇かないと意識して水を飲まない事が多く、自分自身で意識して水を飲まないと、無意識のうちに水分不足になります。水分不足は血流にもリンパにも影響し、ホルモン分泌と循環に悪影響があります。
無理やり水を2Lイッキ飲みするのではなく、コップ1杯ほどの水をこまめに飲むようにしたり、トイレでおしっこをしたらコップ1杯の水を飲んだりするだけで良いです。ジュースやコーヒーではない「ただの水」を飲みましょう。
現代人はいつでも水が飲めるので疎かにしますが、完全な水分不足は身体を死に追いやります。生命維持をさせながら、ギリギリ仕事をこなして、お酒も飲んで、渇きを感じた時にのみお水を飲んでいると内臓に負担が大きすぎます。常に適度な水分補給をしましょう。
身体が冷えている
室内にいて、安全な環境で、安心できる所にいても、身体は冷えます。運動不足で、食事での栄養素も不足し、コーヒーやお菓子を嗜み、室温25度の中にいれば体の熱は奪われていきます。寒さにストレスを感じるほどではない時、人は身体を温めようとしないので、身体が末端から冷えます。
常に適切な温度に維持する必要はないですが、体が冷えている時間が長いと良くないので、定期的に入浴し、身体を保温し、お布団の中でぬくぬくできるようにしましょう。温泉に入ったり、運動をしたり、食事の内容を見直したりするだけでも多少改善できます。
現代社会の作られた「異常な常識」に毒されないように
フツーの人間が使える時間とリソースは限られています。お金を稼ぐのが重要とされる社会では、どれほど「他人の時間を奪うか」が、得られるお金に直結します。安全な暮らしのためにある程度の協力関係は必要ですが、搾取し合う関係までは必要ありません。
現代社会はお金を重視しすぎて、互いの健康までも疎かにし、常識を改変して都合のよいようにし、ニンゲンという生き物本来の許容限界を超える搾取をしています。労働時間、食事、休息、娯楽など細部に至るまでが、他の誰かの食いモノです。
電気水道ガスのようなインフラ、社会保障なども誰かが働いているから成り立つものですが、存在しなくても生命維持できるけれど、現代社会ではお金を稼ぎつつ、人を便利に楽しく過ごさせる手段として無理やり生活に食い込ませられているものもあります。
自分の選んでいることを客観的に見直して、健康を害すモノ、搾取にあたるヒト・モノなどは自分自身でコントロールし排除しましょう。自然界で言う「喰うか喰われるかの選択」と同じようなものです。根本的な原因をよく見つめ直して、なんとなく続く体調不良を根源から駆逐しましょう。