5月病診断と改善方法【うつ病や適応障害の可能性も】

2023年6月4日

会社、学校などの新生活スタート、ゴールデンウィーク、季節の変わり目、自動車税の支払い、梅雨、花粉症、コロナ禍と、適応しきれない事象が多くなると鬱っぽさから5月病になります。基本的に5月病は季節性・ストレス性のものと、会社などに馴染みきれてなくて起こる適応障害っぽいもの、2種類あり、あなたの心が壊れる前に早めの転職と医師への相談が大切です。

 

【診断】五月病or適応障害チェック

問1 : あなたの性格に近いのはどれ?
問2 : 誰とも会いたくない?
問3 : 学校・職場が近くなると息が辛くなる?
問4 : 趣味があって楽しめていますか?
問5 : 夜はすっきり眠れていますか?
問6 : 適度な運動をしていますか?
問7 : 花粉症はありますか?
問8 : 肩こり、頭痛はありますか?
問9 : 食事はきちんと取れていますか?
問10 : お金・生活に余裕はありますか?

 

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5月病の原因

ゴールデンウィーク後、連休が終わった頃から急激に増える一時的なうつ状態、意欲の低下、疲労感の蓄積が5月病と言われています。長い休みのあとで、単純に休みすぎてしまっている状態から働き始めるのは、ジェットエンジンに例えれば、すぐにエンジンが掛からないのは仕方がないことです。

 

遊び疲れの人もいれば、単純に順応できていないだけの人もいますが、新しい職場でうまくいっていない人や学校でいじめにあっている人は、休み明けに職場、学校に行くというのを考えるだけでも頭痛と吐き気がしてくるのではないでしょうか。この場合、単純な五月病ではなく、適応障害や本格的なうつ病の可能性があるので無理してはいけません。

 

季節の変わり目、体調の変化、花粉症による免疫やホルモンバランスの不安定化、気温&湿度の変化など、5月は仕事や学校のストレスだけでなく、自然環境の変化も大きいため、どうしても無意識下でストレスが大きくなってしまいます。その事を理解して、無理に新しいことに挑戦しすぎないようにするのが5月を賢く過ごすコツです。

 

医学的にはどう考える?

医学的に「五月病」という病名はなく、近いものとして「適応障害」や「慢性疲労症候群」等が挙げられます。学生で新しい大学、高校に入りたての場合、長く大変な受験を乗り越えて、その合格先の進学校でびっくりするくらい大変なスピードで勉強させられていたら「慢性疲労症候群」になってしまう学生も多いです。

 

新社会人でも学生気分のまま就職した場合は、新しい環境に溶け込めずに「適応障害」や「うつ病」という症状を起こす可能性があります。社会人の世界は結構頭使って、気も遣って成り立っているので学生気分のままでいる人は追いつけないでしょうね。こういう場合は、休息と会社側の適切な研修カリキュラムを期待するしかありません。

 

 

ときには「双極性障害」というハイテンションな状態とどんよりした状態が入り混じった状態になってしまう人もいます。働きすぎ、疲れすぎ、長く一人でいすぎると起こる可能性があり、浮気や不倫に走ったり、喋りだすと止まらない場合にも、この双極性障害の疑いを持っても良いでしょう。

 

当教室では、生徒がやたら話そうとしてくる場合は、親と話せていない、友達とも気遣いのし過ぎで言いたいことが全く言えずにいて、教室で発散していくことがあるので、生徒が話しまくっている時はちゃんと聞いてあげて、持ち前のトーク力で相手をスッキリさせてあげるカウンセリングも必要です。愚痴って大事なんですよ。

 

うつ病(厚生労働省)

参考:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html

 

適応障害(厚生労働省)

参考:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_adjustment.html

 

双極性障害(厚生労働省)

参考:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_bipolar.html

 

5月病から抜け出す実証済み(私)解決策

5月病から抜け出すには太陽光を浴びながら、ランニングorウォーキングしたり、筋トレしたりするのが一番でした。個人的には食事にあまり関心はないので、おいしいもの食べても効果はなかったです。今の私は一歩もお出かけしなくても生きていけちゃうのでストレスというものがほぼなく、5月病にもならないですが。

 

思いっきり眠るのも効果的です。そう、ただ寝るだけでいいんです。周囲の視線もプライドも捨てて、布団から出ないんです。全部枕元に用意して、お布団の中ですっぽんぽんでワンピース全巻読むんです。ひたすらスマホゲーム、AngryBird2やるのもクラッシュ・ロワイヤルやるのもいいんです。それくらいしないと休めないですよね?それでいいんです。休んで!

 

いじめ問題や会社の問題がある場合には、逃げちゃうのが一番です。大丈夫、そんなんであなたの人格は否定されないし、転職できなくなるなんてこともないです。基本的にいじめられる側にはそんなに問題はないけれど、体臭がくさいとか、そういう理由の場合はエチケットとしてなんとかしましょうね。

 

どう考えても自分は悪くないだろうと感じるいじめや会社の問題がある場合は、私のような人に相談して第三者に動いてもらうのが一番効果的です。残業代を支払わない会社、いじめを取り締まってくれない先生、学校があるなら声を上げてくれればあなたのことは匿名で、周りの大人や社会人が学生諸君、新社会人をちゃんと守りますから。

 

5月病は予防できる?

新社会人の場合は、早めにアルバイトを経験しておいて、現場での仕事の大変さに慣れておくくらいの事はできるでしょう。学生のうちから現場に求められることを学んでおいて対処すれば適応できないことはないはずです。早起き、仕事の日報など日本の会社は本来の業務と関係ないムダが多いので、そういう物があるものだ、と期待せずにいると良いかと。

 

学生の場合、五月病を予防するのは難しいです。父親、母親も同じく、子育てがある手前、簡単に会社をやめるわけにもいかず、子どもの反抗期には親へ心のない言葉をかけてきます。成長期の若者に心なんてちゃんと備わってるわけなくて、成長途中だからこそ出る空っぽの言葉なので気にすることないのですが、疲れている時に言われると悲しいですよね。

 

あまり休みを取りすぎずにゴールデンウィークにも仕事をしていたほうが楽だった、なんてこと意外と多いです。休んでしまったことで、休眠状態の方が心地よくて、急に仕事や学校が始まるとそれに適応できないで5月病っぽくなります。かなりブラックなことを言うことになりますが、働き続けてるほうが楽ってこともあります。

 

5月病はどの診療科に行けばいい?

大きい病院の心療内科、一般内科、精神科が適しています。実は私自身、大学4年の研究の時期に教授に怒鳴られすぎてうつ病になったことがありまして、その時は精神科→内科→心療科とめぐりました。デパスとかなんちゃらラックスみたいなのを処方されて飲んでいた記憶があります。

 

恥ずかしい話ですが、最初の頃は疲れすぎていたのか、デパスを飲んで寝た後に全く起きれなくておねしょすることありました。医師にその事を言ってみたら、疲れ過ぎだね、と優しく諭してくれたといいますか、そんなこともありました。本格的にうつ病で、完全に精神的に参っている時は、体も心もぼろぼろですので、とにかく寝るのが一番です。

 

でもね、アルバイトはできました。研究室に行くの無理ーってなっただけで、他のことはできたので乗り越えられました。まじめすぎるのも良くなくて、新しい環境に身を置きすぎるのもよくなくて、なにより周りの人間関係が全てなんです、人間なんてそんなに強くないんです。無理しないで、つらすぎる人は一回心療内科行っておきましょう。

 

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Posted by Genussmittel管理者